富士山が見える特等席。キャンパーの聖地「ふもとっぱらキャンプ場」

image by:梅原慎治

コロナ禍を機に再度注目を集めた「キャンプ」。人気のキャンプ地は以前から多くのキャンパーで賑わいを見せていたかと思いますが、ここ数年のブームに乗って始めてみたという方も少なくないでしょう。

今回紹介したいのは、キャンパーの聖地として知られる「ふもとっぱらキャンプ場」です。広々とした絶景の中で過ごすのは、キャンプ好きにはたまらない時間。同キャンプ場にはどのような絶景や楽しみ方があるのか、さっそくチェックしていきましょう。

ふもとっぱらキャンプ場はどんなところ?

ふもとっぱらキャンプ場」は、毛無山(けなしやま)の麓に広がるはらっぱに開設されているキャンプ場。とにかく広く、解放感があるのが特徴です。

各高速道路から西富士道路国道139号線・朝霧グリーンパーク入口を左折し、車を約4分ほど走らせると到着します。

電車やバスを乗り継いで向かうこともできますが、バスの1日あたりの本数が3本ほどしかないので、車で行くのがスムーズでしょう。

ふもとっぱらキャンプ場サイト見取り図 image by:公式ホームページ

キャンプサイト※は、AからP(Lは無い)のスペースに分けられていますが、晴れた日には、ほとんどのサイトおよび場所から富士山が見える最高のロケーションを楽しむことができます(※キャンプサイト=テントやタープを張り、生活の拠点とするスペースのこと)。

場内が広すぎてすべてのサイトを見て回ることはできなかったのですが、A、B、C、Ⅰ、D、F、M、Nサイトあたりは、いずれも富士山を見られそうでした。

しかしながら、G、O、Pサイトの林に近いところでは、富士山が林に隠れてしまい、見えない場所もあるようです。

ここをキャンプ地とする!広大で解放感のあるサイトは気持ちが良いですね! image by:梅原慎治

今回は、8月の夏真っ盛りの時期に訪れたのですが、気温は日中でも30度に届かない程度と、比較的過ごしやすい気温でした。ですが、日差しが強く遮るものがない場所ですと、気温以上に熱く感じる時間帯もありました。


夜は気温が少し下がってきたので、焚火もしました。image by:梅原慎治

対して夜の気温は20度程度で、都内でクーラーをガンガンに効かせるよりも涼しいくらいまで落ち込みましたが、湿度が高かったため、寒いと感じるほどではありませんでした。

夜中に目が覚めたので気温を確認しました。湿度が半端ない… image by:梅原慎治

湿度は高かったのですが、冬場などに比べれば気温も高かったため、テントやタープに結露が生じるといったこともなかったです。

念のため、虫よけ成分の入ったパラフィンオイルでランタンを灯しておきました image by:梅原慎治

今年の夏は熱すぎるせいなのか、虫はほとんどおらず蚊に刺されることもありませんでした。

実際、富士山は見えたの?

これはもう、運頼みと言うしかありません。今回のキャンプは1泊2日だったのですが、初日は台風の影響で雲が多く、「富士山は見えないかなぁ…」と、半分諦めていたのです。

2日目の朝は、最高の富士山を拝むことができました image by:梅原慎治

ところが、夜になると雲がはれて、綺麗な富士山のシルエットが浮かび上がるという奇跡が起きました!

夜の富士山も神秘的ですよね image by:梅原慎治

昼間の富士山も雄大で良いですが、夜の富士山は神秘的で、コチラも違った良さがありますよね。

夜中に目が覚めたら、月が出ていました。富士山の麓の光は登山者でしょうか?image by:梅原慎治

トイレや水場はどんな感じ?

牛舎トイレです。中は綺麗ですが、扉の建付けはちょっと悪かったです。image by:梅原慎治

ちなみに、今回はEサイトの端の方にテントを張りました。この場所からだと、トイレは、売店がある“牛舎トイレ(牛はいません)”と、新設された“草原中央トイレ”のどちらかを利用することになるのですが、どちらに行くのにも同じような距離でした。

綺麗な草原中央トイレ&水場。この周囲のサイトは人気が高いのも頷けました image by:梅原慎治

水場は比較的たくさんあるのですがトイレは3カ所のみなので、設営場所によっては、トイレまでの距離がかなり遠くなることもありそうです。

草原中央トイレの水場の様子 image by:梅原慎治

夜になると外は真っ暗になるため、小さなお子さま連れのご家族は、トイレ施設から比較的近い場所にテントを張るようにした方が良いかもしれません。

トイレ内は清掃が行き届いていて、清潔で綺麗な状態でした。

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