富士山が見える特等席。キャンパーの聖地「ふもとっぱらキャンプ場」

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2023/09/06

食材の買い出し(最寄りのスーパーなど)

解放感を堪能しながらのんびり過ごす時間は最高ですよね image by:梅原慎治

ふもとっぱらキャンプ場は、近くに民家や施設がほとんどないような自然の中にあるため、もちろん近隣にスーパーマーケットはありません。

このため、食材などを買い出しに行く場合には、河口湖方面(富士吉田方面)か富士宮市街地方面のスーパーマーケットまで行く必要があります。両方面とも、最寄りのお店まで20km~25kmほどの距離があります。

河口湖方面のスーパーマーケットは

  • パワーマーケットTAC
  • セルバ河口湖BELL店
  • オギノ河口湖店

などがあります。

一方、富士宮市街地方面には、

  • よどばしD´S(デイズ)万野原店
  • マックスバリュ富士宮宮原店
  • マックスバリュ富士宮万野原店
  • スーパーヤマウチ

などがありした。

今回私は、キャンプ場で設営した後に、富士宮市街地方面のよどばしD’S万野原店へ買い出しに行きました。

ふもとっぱらキャンプ場から富士宮市街地方面へのアクセスの場合、元有料道路であった自動車専用道路(無料)を走ることができるため、数値で見る距離ほど遠くは感じませんでした。

また、同店の近くには、カインズ富士宮店もあるので、忘れ物をしてしまった場合には、コチラのホームセンターで買い足すのもいいでしょう。


スーパーまでは少し距離がありますが、キャンプ場から2kmと3kmの位置にコンビニエンスストア(2km:ファミリーマート/3km:セブンイレブン)はあります。ちょっとした物が必要な場合には、コンビニを活用するのがよさそうですね。

牛舎トイレの売店です。この写真、有名ですよね。image by:梅原慎治

また、牛舎トイレに併設されている売店は、午前9時から午後5時まで開いています。薪や木炭などはもちろん、お菓子や酒(ビールやワイン、日本酒など)、ロックアイスなども販売されています。

また、燃えるゴミやプラゴミなどを捨てるための専用ゴミ袋(100円)も販売されていますので、ゴミの持ち帰りがしづらい方は、コチラのゴミ袋を購入するようにしましょう。

なお、瓶・缶、及びペットボトルなどは、ゴミ袋に入れることなく、専用のゴミ捨て場へ捨てるようにしてください。

1泊1,000円とお手頃価格なのも魅力

「見渡す限り」という言葉が似合う広大な敷地です image by:梅原慎治

このような広大な敷地、かつ最高のロケーションにも関わらず、利用料金は大人が一人あたり1泊1,000円と格安なのも魅力の1つです。

そして、バイクや自転車の乗り入れは1台1,000円、普通車、軽自動車、中型車については、2,000円とこれまた格安です。私はバイクで訪れたので、1泊2,000円でこの景色を楽しむことができてしまいました。

聖地と言われる場所だけど気をつけないといけない点

晴れた日にはとても景観が良いふもとっぱらキャンプ場ですが、気をつけなければならない点もあります。

天候が変わりやすい

穏やかな天気の日は、本当に最高です!image by:梅原慎治

第1に気を付けなければならないのが天候の変化です。

今回私が訪れた日は比較的穏やかな天気でしたが、時折風が強くなる時もありました。冬場などは、周囲の山などからの吹き下ろしが激しくなる日が多くなるようなので注意が必要です。

地面は柔らかく、ペグが刺さりやすい反面、抜けやすいといったデメリットもあります。このため、タープや大型のテントを張る場合には、30cm以上の長めのペグを使用することをおすすめします。

また、タープやテントは、風で張りが緩んでしまった場合、速やかに緩みを延ばすように張り直しましょう。張りが緩んだ布は、風をはらみバタつくようになります。

そして、布のバタつきは、緩急を伴うハンマリングと同じ作用を生じさせるため、しっかりと打ち込んだはずのペグでも抜けてしまうことがあるのです。

バイクは砂利道の走行に注意

通路はこのような感じの砂利道です image by:梅原慎治

次に気を付けたい点は路面です。ふもとっぱらキャンプ場の通路は砂利道であるため、バイクでの移動には注意が必要です。

また、出口付近には砂利敷きの坂もあるので、足つきの悪いバイクや、車高の低い車は注意した方がよいでしょう。

このような感じで、比較的丈が長いクローバーが生い茂っており、地面の凹凸がわかりづらくなっています image by:梅原慎治

さらに、夏場のサイトスペースは、クローバーを主体とした草が生い茂って、地面の凹凸が見えづらくなっています。そのため、サイトを横断する場合には地面の状態に注意が必要です。

「ニオイ」を意識した場所選び

鼻が良くニオイに敏感な方は、場所選びにも注意しましょう image by:梅原慎治

最後に気を付けたい点は、設営場所です。ふもとっぱらキャンプ場について検索すると良く出てくる事項なのですが、サイトによっては肥料のニオイがします。

今回私が歩き回った範囲では、中央の通路を挟んだB、C、Iサイトあたりでは、確かに肥料のようなニオイがしていました。普段から庭いじりが日課なら気にならないかもしれませんが、馴染みがない人はM、N、Oサイトより北側にするなど、設営場所に気をつけたほうがいいでしょう。

実際、このあたりも他のサイトと変わらない程度の数のテントが張られていたため、意外と気にする人は少ないのかもしれません。

外で調理する旬の食材は最高です!image by:梅原慎治

ふもとっぱらキャンプ場は、解放感がある広大な敷地に、天候次第で最高のロケーションを楽しむことができる場所。なおかつ料金が安いのも、正に“聖地”と呼ぶにふさわしいキャンプ場ですね。

しかし、解放的な敷地は、強風や豪雨など、天候が悪化した際には逃げ込む場所というデメリットもあります。ふもとっぱらキャンプ場は、自然の美しさや楽しさだけでなく、厳しさも学ぶことができるという意味での“聖地”なのかもしれません。

現地では、自然の中で過ごしていることを意識して、臨機応変に楽しむようにしましょう。

  • ふもとっぱらキャンプ場
  • 静岡県富士宮市麓156
  • 0544-52-2112
  • 各高速道路から西富士道路国道139号線・朝霧グリーンパーク入口を左折し、車で約4分
  • 中学生以上:日帰り 500円、一泊1,000円/小学生:日帰り250円、一泊500円(そのほか乗り物によって駐車料金有)
  • 通年営業
  • チェックイン:8:30~17:00/チェックアウト:日帰り 17:00、1泊 14:00
  • 公式ホームページ
  • image by:梅原慎治
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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埼玉県生まれ、都内在住のツーリングライター。主に関東近郊を走り周り、美味しい物や良い景色などを見つけて楽しんでいる。

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