誰しも一度は旅してみたいと気になる国の1つが「インド」ではないでしょうか。インド旅行といえば、「現地に着いていきなりお腹を壊した」「貧富の差が激しい」「食事がすべてカレー」といったイメージが先行し、旅行のハードルが高いと思われがちです。
しかし、いざインドへ行き実際に滞在してみると、「旅行スタイル」を考えれば、インドはとても快適に旅ができることも知りました。
ちなみに筆者は10日あまりインドで過ごしましたが、一度もお腹を壊さずに日本へ帰国しました。
世界で最も人口が多い国インドは”多様性の国”とも称されますが、旅行スタイルもまさに多様化しています。今回はインド旅行の不安を解消するためのポイントをご紹介します。
飛行機は高いけど「日系」が安心、慣れたら乗継便もあり
旅行の始まりは、飛行機です。初めてのインド、国際線に乗り慣れていないのであれば、「JAL」「ANA」といった日系航空会社がおすすめ。何かトラブルが起きた際に安心です。まずは、サポートという“保険”をかけておきましょう。
それでも、インド便の機内はインド人客が大半。中国人のような騒々しさはないものの、日本人からすればインド人もなかなかクセがあります。
例えば、いきなり『座席を変わってくれ』と言われることもありますが、変わる必要はまったくなく、断固拒否するぐらいの姿勢をはっきり示さないといけません。
インドに旅慣れてきたら、東南アジアを経由する乗継便を使ってもよいでしょう。日本からの直行便よりも運賃が安く済みます。機内からインドにどっぷり浸かりたい人は、エア・インディア一択です。
1泊数百円から10万円超も!快適さを求めるならいくら出すべき?
インドにあるホテルはまさに千差万別。宿泊費が1泊数百円のところもあれば、軽く10万円を超えるホテルも。
一般的な日本人がインドのホテルで快適に過ごすには、最低でも1泊8,000ルピー、日本円で約15,000円※のレベル(※2023年10月現在)。インドの平均的な物価を考えると高いのは確かです。
しかし、ホテル価格は快適さに比例します。安いホテルの場合、周りがスラム街だったり、安全に問題がある、ドアの鍵が壊れている、エアコンがない、お湯が出ないなどがありがち。相当インドに慣れていないと厳しく、心身ともに消耗します。
逆に、お金を出せば出すほど、快適に過ごせるのがインドです。近年、外資系チェーンもインドにどんどん進出しています。そこはインドなので先進国と同等とは言い切れないものの、近いレベルのサービスが受けられるでしょう。
移動は基本「車」が安心。交渉制のリキシャより「Uber」がおすすめ
インドで街を歩くことを、安易に考えないほうが無難です。基本的に車移動がおすすめ。タクシーや三輪のリキシャが主流ではあるものの、使いやすいのは「Uber」です。リキシャは交渉制で、外国人旅行客だとまず高値を言われ、乗るたびに疲れます。
Uberは、日本もしくは現地でスマートフォンのアプリをダウンロードして基本情報をまず登録。いざ目的地を検索すると、運賃とともに車が選べます。
あとは車をピックアップして乗車し、4桁数字の認証コードを伝えるだけでOKです。何事もなければ、運転手と会話する必要はなく、万が一何かあってもたいてい英語が通じます。
インドでは支払いに現金を選ぶのが無難。欧米などと違い、海外発行のクレジットカードを受け付けない場合も多いです。
運賃がちょうどない場合は多めに渡すのがベスト。あまりに多いと運転手がお釣りを返してくれるほど、基本的にマナーは良いです。
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