絶景、そして温泉。湖畔の宿「界 ポロト」が願いを叶えた至福のひととき

image by:小林繭

北海道をいただきます!目にも楽しい美食タイム

特別会席のメインは北海道のご馳走がつまった「毛蟹と帆立貝の醍醐鍋」。〆はご飯とチーズを入れたリゾットにして image by:界 ポロト

温泉ですっかり心身がほぐれ、ポロト湖畔に流れる自然のリズムと完璧に一体化したころ、お待ちかねの夕食タイムが始まります。

和食ベースの会席料理は、自然豊かで食材の宝庫である白老の食材をはじめ、北海道の旬の味覚がたっぷりと散りばめられたもの。

可愛いクマさんがちょこんとのった先付の「馬鈴薯海宝盛り」。ジャガイモとイクラ、キャビアの組み合わせが新鮮で美味!image by:小林繭

器使いにはアイヌのエッセンスが盛り込まれ、組み合わせの斬新さやアイディアにあっと驚かされる場面もあり、なかなかストーリーを感じるディナータイムが楽しめます。

お造りや八寸が盛られた宝楽盛りには、エゾリスさんが鎮座 image by:小林繭

半個室の食事処はプライベート感もきっちり確保されているので、気兼ねなく過ごせるのも心地よさのポイントです。

少しずついろいろいただけるのがうれしい利き酒セット image by:小林繭

日本酒やワインなど食事に合わせてお酒を選ぶのも楽しいので、ついついお酒が進んでしまうはず。これぞ至福!


「界 ポロト」の過ごし方いろいろ

人気のない夜の館内。白樺とゆらめく暖炉の炎が昼間とはうって変わって幻想的 image by:小林繭

基本的に客室が素晴らしく居心地よいので、おこもりで過ごす人が圧倒的に多いと思いますが、パブリックスペースでの時間も実に捨て難いがたいというのが感想です。

夕食後はほとんどのゲストが客室にこもってしまうため、夜遅くに敢えてパブリックスペースで時間を過ごす、なんていう発想の転換もあり。しんと静まりかえった空間で、パチパチと燃える暖炉の火に耳を澄ます時間も旅先ならではの特別なもの。

アイヌ文化の精神性に触れながら普段とは違う視点でお酒を楽しむ「コタンの宵の集い」では、火のカムイ(魂)にお酒を捧げながらいただきます image by:小林繭

また、アイヌ文化の継承地に建つ施設として、アイヌ文化に触れるさまざまなプログラムが用意されていることもお伝えしておきましょう。旅をきっかけとした新たな発見や出会いも旅の大切な醍醐味です。

「ポロト湖」image by:Shutterstock.com

すぐ横にはポロト自然休養林が広がり、湖周辺を散策できるようになっているので、自然散策に足を伸ばしてみるのもおすすめです。

湖の上に貼られたワカサギ釣りのテント image by:小林繭

ポロト湖では、ハクチョウ、オジロワシ、カワセミなど 140種あまりの野鳥を観察でき、ヤマメやワカサギなど 13 種あまりの淡水魚が生息。ワカサギ釣りスポットでもあり、湖上にテントを張り釣りを楽しむ地元の人々の姿も多く見られました。

また、湖から頭を覗かせる樽前山は夏のシーズンには1時間ほどで気軽に登れる低山。山頂からは支笏湖からウトナイ湖、太平洋も一望できる人気のコースとなっています。

image by:界 ポロト

もちろん、隣接する「ウポポイ」もぜひ立ち寄ってほしい施設。「界 ポロト」スタッフが案内する宿泊者限定の園内ツアーは「界 ポロト」での滞在を通して、よりアイヌ文化への理解が高まると人気です。

いつの間にかリゾート前の湖畔に棲みついている白鷺。スタッフからはポロ太くんと呼ばれています image by:小林繭

大自然のエネルギーに包まれる滞在が叶う「界 ポロト」。今回は冬に訪れましたが、緑萌える夏のポロト湖も見てみたいし、秋の紅葉や春の花々に彩られた姿も違った魅力にあふれそうです。

そんな自然豊かな地にありながら、アクセスが想像以上に便利なことが何より大きなポイント。新千歳空港から「界 ポロト」がある白老までは電車でたったの40分

羽田から新千歳は飛行機で約1時間半なので、公共交通機関の利用であっけないほど簡単にアクセスできるとは、すごいことです。

最近ちょっと疲れているかも?と感じたらぜひリセットの旅へ。一年を通してどの季節に訪れても、「界 ポロト」なら必ずココロと身体を深く癒してくれる時間が過ごせると思います。

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