仕事も家族との関係もうまくいかず、社会に馴染めない自分にうんざり。そんなとき、彼に言われた「何か思い切ったことしてみたら?」という一言に、背中を押された。
今回ご紹介したい「人生を変えた旅やお出かけ」を経験者が伝える人気シリーズは、自身の人生に悩む24歳女性が、関東最長のバンジージャンプができるとして有名な茨城県「竜神峡大橋」へ訪れ、気持ちに整理ができたというお話。
山あり谷ありの人生も、勇気を振り絞って起こした行動が自身の悩みから救ってくれるかもしれない、そう思わせてくれた彼女の体験談を聞いてみましょう。
「竜神峡大橋」の関東最長バンジージャンプで人生のモヤモヤとさようなら
- 回答者のプロフィール
- 年齢:24歳/性別:女性/職業:会社員
- 出身:茨城県
― バンジースポットに行って人生が変わったとのことですが、まずはじめにどこのバンジースポットでしょうか?
茨城県常陸太田市にある竜神峡大橋です。
― そこはどういうスポットとして知られていますか?
竜神峡大橋は、関東で最長のバンジージャンプができる場所として有名です。絶景の中でのスリリングな体験が魅力的ですね。
― いつ頃ですか?
4年前に行きました。
― なぜバンジースポットだったのですか?そこに行く前までに抱えていた悩みや背景などを教えて下さい。
働き始めて2年目で、仕事に慣れていないせいかミスばかりで、人に迷惑をかけてしまうことが多く、モチベーションが保てずにいました。このままではいけないと感じつつも、どうにもならず、自分の中途半端な性格にも嫌気が差していました。
― 社会人2年目あるあるなんですかね。新卒社員でもない、かといって中堅社員でもない。
かもしれないですね。社会に馴染めるのか、先輩として後輩に教えられるのか、すべてが不安でした。家族とも上手くいかず、悩みを抱え込んでいました。
― そんななかでなぜ?誰かになにか言われたとか?
まさにそうです。当時付き合っていた彼が、「何か思い切ったことをしてみたら?」と言ってくれたんです。その言葉に背中を押されて、気晴らしや散財ではなく、人生で一度はやりたいと思っていたバンジージャンプをしようと決意しました。恐怖と爽快感を同時に味わえる場所として、竜神峡大橋が最適だと思ったんです。
― 竜神峡大橋での体験を詳しく教えてください。
バンジージャンプをしようと決意しましたが、実際には学生の頃からやりたいと思っていました。でも怖くて後回しにしていたんです。
― でも社会人2年目でそれをやろうとした行動力は羨ましいです(笑)
そうですか?(笑) 社会人になり、成人したことを機に、思い切って飛ぼうと思ったんですよね。
― なにかの儀式みたいですね。
ネットで口コミや実際に飛んだ人のSNSを見て、「スッキリした」という共通の感想を見つけ、自分もその気持ちを味わいたいなぁと。
― 勢いって大事ですよね。
それでも飛ぶ直前までは不安で震えました。でも私は色々願い事をしていて。
― 願い事?
そうです。とにかくすべてがうまくいきますようにと飛ぶ前に願っていました。彼との関係、家族との関係、職場での状況など、欲張りかもしれませんが、すべてをうまく両立させたいとひたすら願っていて。そのあと勇気を出して飛んだんです。
― どうでした?
飛び降りる瞬間は本当に怖かったです。でも、その一瞬を乗り越えると、自由落下の感覚と絶景が広がり、全ての悩みが吹き飛びました。まさに人生が変わる瞬間でした。地上に降り立ったときには、心の重荷が一気に軽くなった気がしました。
― まさにスッキリと。
ええ。バンジージャンプの後に、近くの山を登りました。山頂からの景色は本当に絶景で、自然の美しさに心が癒されました。また、地元の温泉にも入りましたが、体も心もリフレッシュできました。
― いい体験だったんですね。
その1日が最高の日になりました。また、同じように悩んでいる人がいたら、バンジージャンプに限らず、助けてあげたいと思います。
― 急に成長しましたね(笑)
悩むことも大切ですが、行動することが何よりも大事だと思います。私はバンジージャンプを通じて、自分の殻を破る経験をしました。考える時間があるなら、まず一歩を踏み出してみてください。どんな小さな一歩でも、必ず変化があります。自分を信じて、勇気を持って行動することが大切です。
― ありがとうございました。
- 竜神峡大橋
- 茨城県常陸太田市天下野町2133-6
- 0294-87-0375
- 常陸太田駅
- 渡橋料金:大人320円/小人(小中学生)210円
- 8:30~17:00(最終受付は16:40まで)
- ホームページ
- image by:Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- 本記事は個人の特定を避けるため、一部情報にフィクションがあります。