日本全国には数えきれないほど多くの駅が存在しますが、その中にはビックリするような個性的な駅もあります。例えば、鳥取県八頭郡智頭町の「智頭急行 恋山形駅」もその一つ。
駅全体がピンク色、しかも“恋が叶う”という縁結びのパワースポットにもなっているのだそう。一体どんな駅なのでしょうか?気になりましたので早速行ってみました。
鳥取県八頭郡智頭町「智頭急行 恋山形駅」へ
ところで、智頭町(ちづちょう)はどの辺りにあるのでしょうか?簡単に言えば、鳥取駅から35kmほど南にあたります。鳥取から、因美線・智頭急行に乗って行けば1時間ほど、車で行けば40分ほどの距離感。同駅から少し南へ進めば岡山県となります。
世界の言語で“恋”と書かれている「恋ロード」
恋山形駅は長閑な場所にポツンとある無人駅。駅に続く細い道は100mほど手前からピンク色に染まっており「恋ロード」になっています。
ここでは世界各国の言葉で“恋”の文字が書かれています。例えばamoreはイタリア語「恋」を意味し、yêuはベトナム語、他にも英語のloveは言うまでもなく、中国語や韓国語からスワヒリ語やアラビア語までいろいろな文字が見られます。
この恋ロードを進めば「スマホを置く台」があり、駅を背景に記念撮影が出来るようになっています。さすがは縁結びのパワースポットと言いたくなるのは“二人の距離が近づくように”と配慮されたハートマークの立ち位置。カップルにポイントが高いのだそうです。
駅はド派手なピンクとハートに包まれた縁結び駅
そして駅前には「恋ポスト」もあるんです。切手を貼って投函すれば「ハート型の風景印」を押してくれます。ちなみに、毎週月曜(週に1回)集荷なので普通の郵便より手紙が届くまで少し時間がかかるのだそう。
さて、ホームに足を踏み入れると、そこには「ハート型のモニュメント」が。ここでは神社のように絵馬がたくさん捧げられています。
モニュメントにある「恋」という漢字の上部分が“ハートマークの凹み”になっています。この凹みには専用絵馬がピッタリ入るのです。絵馬をはめ込んでお祈りすれば、願いは叶いやすくなるのだそうですよ。
信じるか信じないかは気持ち次第ですが、絵馬を奉納するなら忘れずにやっておきたい。なお、この専用絵馬は駐車場の先にある待愛室内の自動販売機で購入できます。
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