ネコ、貸します…日本とは全然違う世界の変わった「引っ越し」カルチャー

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今までに何度か、引っ越しをした経験がありますか?引っ越しといえば、引っ越しそばを食べたり、手土産を持って近所に挨拶に行ったり、引っ越し前の掃除を気にしたり、いろいろな段取りがあると思います。

ただ、その手の段取りというか伝統というか習慣も当然、ところ変われば品変わるといった感じで、諸外国に行くと内容がまた異なってきます。そこで今回は、「世界の引っ越しにまつわるカルチャーショック」をまとめてみました。

「家を温める」パーティーを開く

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最初は、欧米の国々で行われている引っ越しパーティーについて紹介します。引っ越しをしたら皆さんは人を招待しますか?それともしませんか?

「引っ越したら遊びに来てー」と言う人も多いと思いますが、遊びに来てという場合でも、相手は少数をイメージしているかもしれません。

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しかし、欧米諸国では異なる様子。例えば、アメリカには、全員が全員、やるわけではないものの「housewarming party(家を温めるパーティー)」を開催する伝統があり、数十人規模のパーティーを新居で開くそうです。

アメリカの匿名掲示板『Reddit』を見ると「ハウスウォーミングパーティーは引っ越してからいつやるべき?」「ハウスウォーミングパーティーはどのくらいやるべき?」といった質問が見られます。

言い換えると日本人が、冠婚葬祭のしきたりをネット上で確認したり質問したりする感覚で、ハウスウォーミングパーティーに関する情報をネットで確認しているのですね。

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googleで「housewarming party」と検索しても当然、いろいろな情報がすぐにヒットします。それらの情報を整理すると、ハウスウォーミングパーティー1回の開催時間は2~4時間。招待客の数は25~30人といった情報が多いです。招待客は、基本的には友達。場合によっては、近所の人を含むケースもあるそう。

そもそもの目的として、主催者の側にとっては自分の家のお披露目。招かれる友人・知人たちにとっては、引っ越し祝いの贈り物を渡すいい機会になるみたいです。


ちなみに、贈り物の相場は25~50米ドル。開催のタイミングは、引っ越しが落ち着いたタイミングなら、いつでもいいみたいですよ。

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