ネコ、貸します…日本とは全然違う世界の変わった「引っ越し」カルチャー
「隣人の日」を一緒に祝う
「ハウスウォーミングパーティー」はフランスでも開催されています。「pendaison de crémaillère」という言葉で、新居に引っ越した後に開かれるパーティーですね。
プラスして、フランスの場合、近隣の住人の側からも、チーズやくん製のソーセージをさかなに、新しく引っ越してきた人をおもてなしする習慣が一部であるのだとか。
田舎の方だと、引っ越してきた人に対して近隣の人が、バーベキューを開催したり、地元の特産品を味わいう集いを設けたりもするそう。
さらに、コミュニティのきずなを強くする目的で「La fête des voisins」という丸1日の集いも毎年春に開催されるみたいです。
「La Fête des Voisins」とは、英語にすると「Neighbour’s Day(隣人の日)」です。毎年5月最後の金曜日に開催されるお祝いで、1999(平成11)年に始まったとされています。同じアパートなど、近隣に暮らす者同士が集まり、会話を交わし、交友を深める機会です。
歴史的には浅いですが、その楽しさと意義が評価されて今では、フランス全土で数百万人が参加する行事にまで発展しているみたいです。当然、その評価は海外にも広まり、スイス、ベルギー、ポルトガル、ドイツ、イタリアなどでも行われています。
引っ越した後に「Neighbour’s Day」に参加すれば、顔見知りが近所に一気に増えそう。個人的には、すごくいい文化だと思います。
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