知れば知るほど、新しい発見がある東京都内。遠くへ旅をしなくても、お散歩しながら楽しめるのもトーキョーならではといえるでしょう。
今回ご紹介するのは、「東京での日常を、旅するように過ごしてみたい」と考えるメルマガ『中村洋太の「5000円で旅する東京」』の著者・中村洋太さんの楽しみ方。
毎週行くエリアを決めて、5,000円で都内を旅しているのだそう。今回はどこを旅したのでしょうか?一部、メルマガの内容をご紹介します。
千駄木から上野方面を散策
年に何度か、友人のCさん、Tちゃんと3人で出かける機会があります。前回は夏に大きなかき氷を食べ、その前は春にビール工場見学へ行きました。楽しく、大好きな友人です。
年末にまた集まろうという話になり、千駄木から上野方面へ散策したので、今回はその様子をお届けします。
おいしそうなランチをリサーチしていて見つけた千駄木の「イル・リストパスティフィーチョ・ダ・アッカ」というイタリアンを予約しました。
11時半のオープンとともに入店。カウンター席のみの小さなお店で、席数は最大で8人くらい。お店の端に山積みになったイタリアの伝統菓子パンドーロが、クリスマス風情を醸し出していました。
シェフは2010~12年に北イタリアのパドヴァで修行していたそう。ぼくも2010年9月にヨーロッパ自転車旅の途中パドヴァに1泊していたため、「ちょうど同じ時期、同じ街にいたんですね」と盛り上がりました。
パドヴァには1222年創立(一千年前!)のイタリアで2番目に古いパドヴァ大学のほか、世界遺産に登録される「スクロヴェーニ礼拝堂」があります。
写真撮影は不可ですが、青いフレスコ画が美しい空間でした。「パドヴァ」という街の響きが、そんな懐かしい記憶を呼び醒ましてくれました。
ランチは税込み2,530円のコース(前菜+メインのパスタ+自家製パン)のみで、内容は日によって異なります。前菜は「潰したじゃがいもとプロシュットコット、モッツァレラチーズのピザ風オーブン焼き」。シンプルだけど実においしかった。
メインのパスタは3種類から選ぶかたちで、この日は
- A「タリオリーニ サルシッチャと千駄木産ピーマン」
- B「グラニャーノ産 スパゲットーニ 千駄木産ナスのトマトソースと」
- C「福島県産 金山カボチャのトルテッリ」
3人で全種類を頼んでそれぞれ味見し合いましたが、いずれもおいしかった。食後にコーヒー(追加440円)を飲み、大満足のプチ贅沢ランチでした。
食事のあと、この辺りの名所ということで、根津神社に参拝しました。この神社の鳩はやけに太っています。おみくじ(100円)は吉。「新しき事を初めるによし」「時に乗ずると大漁を得る」
Cさんが、「(上野公園近くにある)桃林堂のサンタ帽を被ったたいやきを食べたい」と提案してくれたので、みんなで行くことに。
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<目次>
- ・5000円で旅する東京 Vol.4 千駄木〜上野編
- ・今週の本
- ・今週のひと言
- ・お知らせ
- ・次回予告
- image by:中村洋太
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。