テントを張り、焚き火を囲み、満天の星空を見上げる。そんなキャンプ体験が、今「秋」という季節と出会うことで、さらに深い魅力を放っています。澄んだ空気、色づく森、冷涼な夜。日常の喧騒から離れ、自然のリズムに身を委ねる時間は、心を静かに解きほぐしてくれます。
旅行アプリ『NEWT(ニュート)』を運営する株式会社令和トラベルが発表した「秋キャンプが熱い!アウトドアブーム最前線で注目の自治体TOP30」は、紅葉に彩られた湖畔、高原の冷気、温泉との組み合わせなど、秋ならではのキャンプ体験が楽しめるエリアを浮き彫りにしています。
この秋は、焚き火の温もりと秋の自然が織りなす、特別な時間を過ごしに出かけてみませんか?
秋キャンプの魅力を測る5つの評価軸
今回のランキングは、全国1,741の自治体を対象に、以下の5つの視点(各20点満点)で評価されました。
- 自然の美しさ:紅葉や景観など、秋ならではの自然環境の豊かさ
- 体験の幅:アクティビティや観光スポットなど、楽しみ方の多様性
- キャンプ環境の充実度:施設の質や初心者への配慮、設備の整い具合
- アクセスの良さ:都市部からの移動のしやすさ、訪れやすさ
- 地域ならではの個性:その土地でしか味わえない独自の魅力
これらの視点から、秋キャンプの醍醐味を最大限に引き出している自治体が選ばれています。
第10位 福島県猪苗代町/86点
自然18点/体験18点/環境18点/アクセス17点/独自性15点
雄大な磐梯山と、日本屈指の広さを誇る猪苗代湖を同時に望める贅沢なロケーションが魅力。湖畔のキャンプ場を拠点にすれば、紅葉と湖面が織りなす鮮やかなコントラストの中で、秋キャンプを心ゆくまで堪能できます。
湖上ではSUPやカヌーで水面を散策し、周辺の山々ではトレッキングを楽しむ。多彩なアクティビティがそろい、自然美と体験が見事に融合する、秋ならではのアウトドア時間が待っています。
第9位 熊本県小国町/87点
自然19点/体験17点/環境17点/アクセス16点/独自性18点
阿蘇くじゅうの山々に抱かれた小国町では、秋の澄んだ空気と鮮やかな紅葉が訪れる人々を迎えます。清流沿いのキャンプ場では、水音や鳥のさえずりが心地よく響き、紅葉に囲まれながら渓流をBGMに自然と一体となれる体験が魅力です。
近隣には杖立温泉やわいた温泉郷があり、冷え込む夜も安心。地元食材を使った料理と温泉街の風情を楽しめば、アウトドアと癒しを同時に満喫できる、まさに「小さくとも美しい国」での滞在が叶います。
第8位 群馬県嬬恋村/88点
自然18点/体験17点/環境19点/アクセス17点/独自性17点
浅間山の雄姿を正面に仰ぐ高原の村。標高約1,300mの高地では、霜が降りる凛とした朝が焚き火の温もりをいっそう際立たせます。秋の冷気が肌を刺す中で囲む炎は、夏とはまったく違う特別な時間をもたらしてくれるでしょう。
愛妻の丘や温泉めぐり、名産のキャベツなど、嬬恋らしさを感じられるスポットも点在。冬支度キャンプの練習にも最適な環境が整っています。
第7位 岡山県真庭市/89点
自然19点/体験18点/環境18点/アクセス17点/独自性17点
蒜山高原の爽やかな風が吹き抜ける真庭市。ブナ林の紅葉と満天の星空を楽しめる高原キャンプ場では、サイクリングロードやトレッキングコースが整備され、秋の爽やかな気候の中で快適に体を動かせます。
日没後の冷え込みには湯原温泉郷で温まることができ、ファミリーからコアなキャンパーまで幅広く楽しめる「高原の秋」が凝縮されています。
第6位 茨城県大子町/90点
自然19点/体験18点/環境19点/アクセス17点/独自性17点
袋田の滝の紅葉で名高い大子町は、高規格のオートキャンプ場を擁し、初心者でも安心してキャンプデビューできる環境が整っています。久慈川や八溝山の自然に囲まれ、リンゴ狩りや渓流釣り、温泉など秋ならではの体験が盛りだくさん。
「全方位、アウトドア。自然基地大子町」を合言葉に、ソロやデュオからファミリー、グループまで多様なスタイルに対応。関東からもアクセスも良好で、週末のショートトリップにぴったりです。
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