「毎日暑くて、身体が溶けそうー!」と嘆いていると、隣にいた群馬出身の男性スタッフから「地元にいた頃は部活帰りにかき氷食べていたけどね」という話を聞いてびっくり!
かき氷を食べる機会といえばお祭りくらいしかなかったのですが、群馬県では日常的にかき氷を食べることが結構あるのだとか。
確かに群馬県には「日本の最高気温ランキングトップ10」に館林市や上里見町がランクインしていたり、猛暑日にテレビ中継されたりしていますから、暑い地域ならではの夏の対処法なのかもしれませんね!
群馬県は、美味くてお得なかき氷が大集結する地域だった
グルメサイト「食べログ」によると、日本全国にかき氷を提供するお店は1193店舗あります(2015年8月7日時点)。せっかくなので、地域ごとの店舗数を出してみました。
北海道 28店舗
東北 58店舗
関東 435店舗
(茨城県14店舗・栃木県40店舗・群馬県42店舗・埼玉県43店舗・千葉県27店舗・東京都220店舗・神奈川県49店舗)
中部 200店舗
関西 194店舗
中国 70店舗
四国 33店舗
九州 73店舗
沖縄 102店舗
ということで、沖縄の圧倒的な店舗数は別にしても、関東だけで全体の36%を占めており、東京都を除いても20%弱が関東に集中しているという結果に。
また、群馬県と同じく暑い地域で有名な埼玉県にもかき氷を提供するお店がたくさんあることが判明。ちなみに、栃木県にかき氷を提供するお店が多いのは、「日光の天然氷」というブランドの影響が大きいかもしれませんね。
さらに調べてみると、群馬県のかき氷にはいくつかの特徴がみられることが判明。それは…
・店舗の多くがかき氷専門店じゃない
群馬県のかき氷を提供するお店の中には、かき氷を専門としない和菓子店や焼きそば店でもかき氷を販売しているお店も多いようです。
・子供や学生も買いやすい値段
もちろん店舗にもよるのですが、都内でかき氷を食べると1つ700円〜900円くらいすることが多いですよね。ところが群馬県のかき氷店はほとんどが500円ほどで、中には100〜200円台と激安なかき氷店まであるんです。
ちなみに、今回かき氷情報を教えてくれた群馬県出身者おすすめのお店「野口商店」さんは一番安いもので300円!
太田市で人気の和菓子店「伊勢谷」さんのかき氷はなんと200円で、さらに小学生は半額というサービスまでついてくるとあれば、確かに夏の学校帰りに寄りたくなるのもわかります。
大注目!群馬県の美味しいかき氷屋さん
さて、かき氷欲がふつふつを湧いてきたところで、群馬県の美味しいかき氷屋さんをご紹介! 夏に群馬県を訪れた際は、群馬県民の愛するかき氷を食べてみてはいかがでしょうか。
氷処 楽 〜GAKU〜(邑楽町)
上の写真の真っ白なかき氷はこちらのお店の「杏仁」。お店のある邑楽町は、暑い地域で有名な埼玉県熊谷市と群馬県館林市に隣接している地域ということで、厳しい暑さを逃れようというお客さんで賑わいます。
日光の天然氷を使用した氷はフワッフワな食感で頭がキーンとしません。豊富なオリジナルメニューや季節限定かき氷など、バラエティ豊かなので夏の季節は何度でも通いたくなるほどですよ。
風花家(前橋市)
2013年にオープンして以来圧倒的人気を誇る前橋の有名店は、実は本業がお花屋さんなんだとか。秩父の天然氷を使用し、盛られた氷は1つ300円からと値段もお手ごろで、子供も食べやすいミニサイズなら100円引きでいただけます。
お店手作りのシロップも絶品なだけでなく、かき氷とともに温かいお茶とお口直しの塩昆布までついてくるホスピタリティーも嬉しいところ。
日本一(高崎市)
強気な店名ですが、負けず劣らずの人気を誇ります。氷屋さんが営んでいるのですが、日本一の名前の由来ともとれるほどかき氷のバリエーション豊富で、その数なんと40種類!
値段も100円〜800円まであるのですが、100円のかき氷はアイスクラッシャーで砕いたガリガリ食感とのこと。300円になるとふわふわとガリガリの2種類が混ざり、400円以上はすべてふわふわ氷という値段に応じて氷の削り方が変わるのも氷屋さんならでは。
野口商店 (前橋市)
先にご紹介したこちらお店は、創業明治38年より地元の人に愛されてきた人気店。ノスタルジックな佇まいの氷屋さんが提供するかき氷は昭和20年製の製氷機を使ってゴリゴリと手作業で削り出します。
フワフワのかき氷は、まずカンロでシンプルに食べるのがおすすめ。夏になると、学校帰りの学生や家族連れが集まり、行列ができることもありますが、暑さの中で食べるかき氷の美味しさはひとしおとのこと。
伊勢谷(太田市)
「スバル最中」が有名な「伊勢谷」は、その名物の通り、群馬県太田市の富士重工業(スバル)群馬製作所本工場の向かいにある和菓子店です。
こちらでいただけるかき氷はシロップだけなら一律200円、練乳をかけてもプラス50円という安さが魅力。さらに、小学生以下は半額になるということで、子供も駄菓子感覚で買えると評判です。
桐洋(桐生市)
群馬県内でもコスパ(コストパフォーマンス)最強と謳われるのがこちらのお店です。氷屋さんが削るかき氷はMサイズ(といってもサイズは大きなパフェを大きく超える)で200円から!
奥秩父の天然氷で作られた氷を使ったかき氷の美味しさと安さゆえに、夏は行列が絶えないんだとか。奥秩父の氷だけでなく、タイミング次第ではちょっと珍しい場所の氷を使ったかき氷もいただけるそうです。
住所:群馬県邑楽郡邑楽町石打171-1
住所:群馬県前橋市六供町98-4
住所:群馬県高崎市本町3-73
住所:群馬県前橋市表町1-15-6
住所:群馬県太田市東本町24−23
住所:群馬県桐生市堤町3-4-9
image by:氷処 楽 〜GAKU〜
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