近年、テレビ番組や雑誌などでも紹介され、地域情報の発信点として注目を集めている道の駅は、地域活性化の拠点としてオープンするところも増えてきています。
今回注目する山梨県小管村にある「道の駅こすげ」も、近年オープンした道の駅のひとつ。「道の駅こすげ」は、都民の水瓶である大河内ダム(奥多摩湖)に流れ込む 多摩川水系の源流を有する小菅村に、2015年3月にオープンしました。
薪まで小菅村産にこだわった窯焼きピザ屋さん
「道の駅こすげ」は、地場産の野菜などを販売する「物産館」や地元食材をふんだんに使った料理を楽しめる「源流レストラン」をはじめとして、温泉施設である「小菅の湯」や、アウトドアパークである「フォレストアドベンチャー」などが併設されており、家族で楽しめる複合施設となっています。
館内施設の1つである「源流レストラン」は、多摩川源流部の水で育った山の幸や川の幸を使った料理を提供するイタリアンレストランです。中でも特筆すべき点が、石釜を使って焼き上げるピザであり、このピザは、「道の駅の料理をあなどるなかれ!」と、言わんばかりの美味しさです。
その要因の1つは、店内でも目を引く石釜にもあるでしょう。ピザ用の石釜のタイプは、大きく分けてドーム型と、かまぼこ型、そして箱型の3つに分けられます。
中でも、食材を料理する部分から壁や天井までの距離が等しくなるドーム型の石釜は、均一な熱対流を得る事ができ、焼きムラが出にくく、ピザ釜として理想的だと言われているのです。
今回は、そんな石釜を使って焼かれるピザの1つである「小菅野菜と粗挽きソーセージのクリームピッツァ」をいただきました。
ジャガイモと、これに良く合う濃厚なチーズとクリームのトッピングが後を引く美味しさです。ソーセージは、見た目は粗挽きっぽく無いのですが、噛むとジュワっと旨みが出てきて、粗挽き感を味わえます。生地は、チーズとクリームに良く合うモッチリとした食感で、見た目以上にボリュームを感じられました。
こんな美味しい料理を提供する源流レストランですが、少々疑問もあったため、問い合わせをしたところ、快くご協力いただき、「小菅村地域おこし協力隊道の駅こすげ所属」の角田さんに、お話を伺うことができました。
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