フラガールからフラ女将(おかみ)へ。いわき湯本温泉が「粋」な街おこし

「フラガールの生まれた街 いわき」がキャッチコピーの福島県いわき市。映画『フラガール』のヒットによってスパリゾートハワイアンズやいわきの街が広く知れ渡るようになりました。そんな中、「フラの街」で新たな動きが始まったようです。

炭鉱の町として栄えたいわき市

福島県いわき市は、県内最大の人口約34万8千人を抱える中核市です。かつて、平安時代の12世紀から関ヶ原の戦いまでは陸奥国の浜通り南部を支配した戦国大名の岩城氏の本拠地として栄えていた歴史ある場所でもあります。

明治初期からは、本州最大の常磐炭田の開発が進みましたが、のちにエネルギー革命とともに、このエリアの石炭産業も急速に減退していきました。

いわき市といえば、温泉の町でもあり、江戸時代には温泉地として栄えました。石炭産業の衰退とともに一時減退しましたが、その後、1966年に日本初の温泉リゾート施設の常磐ハワイアンセンター(現スパリゾー トハワイアンズ)の誕生。1990年に「スパリゾー トハワイアンズ」としてリニューアルオープンし、いまでは、”東北地方で最も集客力のあるリゾート施設”として知られています。

こちらのスパリゾートでは日本人によるポリネシアンショーを披露し全国にフラ文化を広めており、こちらがひとつの見所にもなっています。

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