博多ラーメン「一風堂」が、粋な日本酒を立ち飲みできる新店舗をオープン

今や国内のみならず、世界的で最も注目を集めている日本食「ラーメン」。ミシュランで星を獲得する店も出るなど、その進化は留まるところを知りません。

毎年、新しいトレンドが生み出されていますが、2016年はどんなラーメン店が流行るのでしょうか。

全国で展開する博多ラーメンの老舗「一風堂」が、今までになかった新業態をオープンさせました。

一風堂の新業態が東京・浜松町にオープン

女性が来るラーメン店にしたい」と31年前に創業したラーメンチェーン「一風堂」。

今でこそおしゃれなラーメン店は珍しくありませんが、当時はあまりにも常識破りだったため、同業者からは冷ややかな目で見られていました。

ところが、これが大当たり。着実に店舗数を増やし、2008年にはニューヨークに進出するまでに至りました。勢いは留まることを知らず、今では国内に約100店舗海外に約50店舗を構えています。

一風堂が創業以来掲げるコンセプトは「差別化」。斬新なアイディアでラーメン業界に新しい風を巻き起こしてきました。そして、次の一手となる新業態は日本酒が立ち飲みできるラーメン店「一風堂スタンド」。先日、東京・浜松町にオープンして早くも注目を集めています。

日本酒×ラーメンという、今までになかった組み合わせ。実は、この発想は一風堂ニューヨークで責任者を務めてきた島津智明さんによるもの。

海外赴任中に改めて日本の食と文化の豊かさに気づいた島津さんは、「海外では食事の前にお酒を楽しむウェイティングバーが充実しています。


日本にも角打ち(立ち呑み)という文化があるので、一風堂でもそれができるのではないかと思い、挑戦しました」と意気込んでいます。

海外に進出したからこそ生まれたこのアイディア。もともと、飲んだあとに締めのラーメンが定着しているだけに、ラーメン業界の新しいトレンドになるかもしれません。

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