ご存知だろうか。
今、「ご当地キャラ」ならぬ「ご当地怪獣」が出現していることを…。
ご当地を取り込みすぎ!怪獣たちの動きは「日本鳥取計画」にまで発展
日本全国に公認・非公認関わらず誕生する「ご当地キャラ」の影で、密かに活動を始めているのが「ご当地怪獣」だ!
公式サイトの情報によると、約1万年前に日本列島に落ちた1個の巨大な隕石が、実は怪獣物質の塊だったのだとか。日本全国に散り散りになった怪獣物質から生まれた怪獣たちは、各地の名物や名産を取り込んだ姿をしていたため「ご当地怪獣」と言われるようになった…。
という話の前置きはさておき、とにかく怪獣たちのご当地ぶりがハンパないのだ! そこまでご当地感出さなくてもいいのに…と出身者が恥ずかしくなってしまうほどの怪獣たちの姿がこちら。
青森県「ワゴン」
青森県の恐山の方から梓弓の音とともに低い泣き声のような音が聞こえてきたら、それはワゴンが泣いているのかもしれない。亡くなった人を幻覚に移す技をもつワゴンは、そう「イタコ」がモチーフだ。
栃木県「サルザンス」
ご覧の通り、この怪獣の生息地は栃木県の日光だ。徳川家康公が祀られて400年となる今年、満を持して3匹の猿は怪獣となって現れた。地球を猿の惑星にすべく襲いかかるが、他人事のように写真を撮りSNSでアップする人間に幻滅したサルザンスは、一言言い残した。「我はさる」。全然上手くない。
山梨県「モモモン」
桃がこんなに可愛くなくなるなんて!モモモンの身体からは甘いいい匂いが放たれ、それを嗅いだ人間は深い眠りとともに桃源郷の夢を見るという。桃の旬が終わると季節が過ぎるように消えていく危害ほぼゼロの怪獣は、もっと可愛く生まれてきてもよかったのではないだろうか。
静岡県「ツーン」
これは辛い!ワサビの怪獣の必殺技はもちろんワサビたっぷりのツーンミストだ。数十年に一度、静岡県内の山中が緑色の霧で覆われたらそれはツーンが出た証拠。攻撃は辛いが、ツーンが出た年のワサビはとても美味しいということから守り神として崇められている。
滋賀県「ポカポカゴン」
「信楽焼は狸の置物だけではない」という地元民の思いが怪獣の心に火をつけた。滋賀県南部には古琵琶湖層の土が哭き、日本全国の狸の置物が共鳴し、狸の思いは巨大な狸の怪獣を生んだのだ。きっと滋賀県民は狸に頭があがらないだろう。
鳥取県「サキュエモン」
「このままでは島根が鳥取化してしまう!」島根県民は恐怖した。鳥取砂丘の面積に不満な怪獣が、砂丘拡張のため隣県に迫ってきたのだ。この事態に他県は鳥取県境を包囲網で囲ったが、それがきっかけで鳥取県知事による「日本鳥取化計画」が発動されたというのだからたまったものではない。
香川県「ウードン」
全身が讃岐うどん、目が割り箸の先端に付いているあたりも抜け目ない。ちなみにウードンの正体はお遍路中に讃岐うどんの美味しさに取り憑かれてしまった男らしいので、うどん県の住人は気をつけた方が良さそうだ。
福岡県「ゴルスタン」
これほどまでに激しいマーキングはあるだろうか。志賀島からやってきた、巨大な金色の物体を頭に持つ怪獣は福岡湾を超え、市街地にやってきた。上体を大きく反らし、ドスンと地面に向かって自分の顔を押し当てるとそこには「漢委奴国王」の文字。何がしたいのか、それは古代史の歴史と同じく謎に包まれているという。
この他、日本全国の怪獣たちは「ご当地怪獣」公式サイトから確認できる。今後も怪獣たちは増加していくということで、いつか大怪獣が表舞台で暴れ出す日も近いかもしれない。
あなたの「ご当地怪獣」のいるところはこちらでチェック!
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