原爆ドームや宮島など、見所がたくさんある広島ですが、忘れてはいけないのが、広島グルメです。中でも、名物「広島お好み焼き」はぜひ食べたいもののひとつ。お好み焼き屋さんで食べるのもいいですが、本場の作り方を学ぶことができたら、挑戦してみたくなりませんか? ということで、今回は広島に本社を構えるオタフクソース主催のお好み焼き教室を紹介します!
オタフクソースの「お好み焼き教室」に参加
今、全国で最もアツイ県は広島県かも? 先日、広島県へ訪問した際には、ちょうど25年ぶりのカープのセ・リーグ優勝を果たしたときだったので、街は真っ赤に染まり、バスもカープ坊やのイラストが入ったフラッグを付けて走っていました。
さて、カープをこよなく愛す広島人のソウルフードといえば「お好み焼き」。
具を混ぜて焼く関西風とは異なり、小麦粉ベースの生地、キャベツ、もやし、豚肉、麺類、タマゴと重ねて焼くのが広島のお好み焼きの特徴です。
私は広島出身で、長く広島人をやっていますが、家でホットプレートを使ってお好み焼きを作ったことはあるものの、ちゃんとお好み焼きの作り方を習ったことはナシ。
そこで、今回は、あのオタフクソース株式会社の「Wood Eggお好み焼館(ウッドエッグ おこのみやきかん)」で定期的に開催されている、お好み焼き教室に参加しました。
これが外観なのですが、インパクト大!お好みソースをイメージさせる色ですね。
ホットプレートを使う教室もありますが、私が参加したのはなんとプロ仕様の鉄板を使ってのお好み焼き教室!
エプロンと三角巾は各自持参。参加費は1000円です。材料と使う道具は用意され、まずは先生の説明を聞きます。
ところで皆さん、お好み焼き屋さんの鉄板の厚みってどのくらいだと思います? それは19mm。これは、お好み焼き屋さんでは一般的な厚さなのだそう。鉄板をよく見ると、茶色っぽく変色したところがありますが、それは温度が高くなるところ。
まずは生地を薄くのばすことから始まります。広島のお好み焼きといえば、この薄い生地。
鉄板の上では迷いは禁物。おたまですくって、エイヤッ! と気合いで、丸くクレープ状にととのえます。
広島お好み焼きは、戦後、アメリカからの支援物資で入ってきた小麦粉を節約するために、こんなに薄くのばすようになったそうです。
ここで鉄板の温度を150℃に上げます(最初は117℃に設定)。キャベツの量はは片手でわしづかみする感じが適量。その次に天かすを。実は、天かすには野菜の余分な水分を吸う役目があるのです。(初めて知った!)
天かすとネギを隠すようにモヤシをのせ、数種類の魚粉と昆布粉を混ぜたもので調味。そして、その上に豚バラ肉を3枚、並べます。
ここで、ラードをちょっぴりのせるのがポイント。お肉の上にちょっとだけ生地をかけ、底の生地をチェック。パリッと焼けてたら温度の高いところへ移動します。そばは液体調味料を麺にちょいとかけてほぐし、軽く炒めます。
焼けたら、お好み焼きの上にのせます。
さて、ツナギの役目をもつのが卵。ヘラの先でつぶして半熟の状態まで焼き、お好み焼きをのせます。最後にもう1回ひっくり返します。
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