外国人にじわりと人気。知るひとぞ知るニッポンの「古民家ステイ」

漁師や武家屋敷など廃墟となった古民家／長崎県

古民家の再生を利用して、じわじわと観光客が増えた島があります。それはわずか約2,500人（2017年9月現在）が住む、長崎県五島列島の北部に位置する小さな島、小値賀町。

そこに遺された地域資源を生かす体験型観光「島暮らし」「自然体験」を上手に売り出してきた島です。「暮らすように旅をする」というコンセプトをブランド化し、実現した島でもあります。

東洋文化研究者であるアレックス・カー氏とコラボし、漁師や武家屋敷など廃墟となった古民家を再利用し、再生。「古民家ステイ」、「古民家レストラン」として売り出しました。

島には6棟の古民家が点在しています。

各古民家ごとにコンセプトも雰囲気も違っていますね。

そして、この古民家の再生により、小値賀町の観光客や宿泊客数は、年々上昇。今後も伸びることでしょう。

今回は、国内外から注目を集める古民家ステイについて紹介しました。

使わなくなった古い建築を再利用した古民家は今後も人気を集めそうですね。今回、古民家があるのは都市部ではなく、田舎です。それでも何時間もかけてコンビニやテレビもない場所を求めて多くの人がやってきています。

もはや「何もないことを楽しむ」というのが現代ではとっておきの贅沢なのかもしれません。インバウンドに力を入れていきたいという古民家も多いので、今後はもっともっと外国人の旅行客も多くなっていくでしょう。

• source:観光庁, 野村総合研究所
• image by:NIPPONIA
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