今年2015年は、弘法大師が真言密教の聖地・ 高野山 を開創してからちょうど1200年。この記念すべき年に高野山では様々な催しを開催しています。
春の御開帳に引き続き、秋にも御開帳があるなど特にこれからの季節は、訪れたい理由がたくさんあるんです。
特別開帳や石庭ライトアップなど1200年を祝福
10月1日(木)から11月1日(日)までは「金堂の御本尊特別開帳」として、昭和9年の弘法大師1100年御遠忌に合わせた金堂の再建とともに造られ、以来、秘仏となっていた御本尊が開帳されます。
さらに同じタイミングで金剛峯寺の持仏の間に安置される御本尊(弘法大師座像)も開帳されるなど、今しか見ることができないチャンスになっています。
また、10月31日(土)から11月8日(日)までは、江戸時代前期を代表する建築であり徳川初代将軍家康と、二代将軍秀忠を祀る二棟の霊屋の内部も特別公開。「東の日光東照宮、西の高野山徳川家霊台」とも言えるほどの造形美とあって、その美しさは一見の価値あり。
さらに高野山で秋の夜長も楽しめます。10月と11月の中旬までは、週末を中心に「金剛峯寺蟠龍庭夜間特別拝観」を開催。
国内最大級の石庭「蟠龍庭」がライトアップされて日中の喧噪とは打って変わって幻想的な雰囲気を味わうことができます。
心も身体もリセットする高野山の旅へ
特別公開以外でも年間を通して高野山では、仏さまの示された戒めの教え(戒)を阿闍梨さまから直接授かり法話を頂く儀式「授戒」、真言宗における呼吸法・瞑想法の「阿字観」、写経体験などいろいろな体験ができるので、せっかくなら時間をかけて訪れてみたいですね。
その時は宿坊に宿泊して精進料理をいただけば心も身体も浄化され、パワーをチャージ! 朝の勤行にも参加して、また新しい日を迎えることができますよ。
紅葉名所でもある高野山。寺院の境内も色鮮やかに彩られて、散策しているだけでもその美しさにうっとりします。
いつか行きたいと思っていた方は、このタイミングを逃すわけにはいかない! ぜひ、この秋の旅プランに加えてみてはいかがでしょう。