敦賀市と聞いてピンとこない人に知ってもらいたい、福井県敦賀市のトリビア

【福井県敦賀市のトリビア⑤】3枚のせに覚悟せよ!元祖ソースかつ丼

敦賀ヨーロッパ軒のソースカツ丼

敦賀で生まれ育った人に言わせると「カツ丼て、ソース味しか存在しないと思ってた。敦賀を出て初めて卵でとじたカツ丼を知った」そう。それほど敦賀に根付いているのが、ウスターソースをベースにしたタレにくぐらせたトンカツがのっかったソースカツ丼。しかも器からはみ出さんばかりにカツが3枚もドカン!

そんな敦賀市民のソウルフードともいうべきソースカツ丼を味わったのは、敦賀ヨーロッパ軒本店。1907年からあ1912年までドイツ・ベルリンで料理を学んだ高畠増太郎氏が考案し、福井市で創業されたヨーロッパ軒が最初にのれん分けしたのがこちらのお店だ。衣にほの甘いソースがからんだ豚肉のジューシーな風味をタップリ味わいたい。

敦賀ヨーロッパ軒 本店
福井県敦賀市相生町2-7
0770-22-1468
http://yo-roppaken.gourmet.coocan.jp/sub3.htm

【福井県敦賀市のトリビア⑥】北前船のおきみやげ「おぼろ昆布」

昆布加工食品がいっぱいの昆布館

2017年4月、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」が日本遺産に認定された。これは敦賀市をはじめとする北前船に関わりがあった11の自治体を対象としたものだ。

昆布館では昆布ソフトクリームも食べられる


江戸時代に西日本と北海道、東北、北陸を結んだ航路を利用した商船が「北前船」だ。敦賀は北前船による交易の拠点として栄え、京都や大阪方面と北海道へそれぞれ荷物を運ぶ人々で賑わった。

北前船が北海道から運んできた品の1つが昆布。それを加工した「おぼろ昆布」は敦賀市の特産品となり、全国シェア80%以上を占める。昆布館では昆布に関する展示から昆布を使った商品まで、昆布のあれこれを楽しめるスポットだ。

敦賀昆布館
福井県敦賀市坂下17-3-1
0770-24-3070
http://www.konbukan.co.jp/tsuruga-konbukan.html

【福井県敦賀市のトリビア⑦】なぜ!?『銀河鉄道999』の像を発見

銀河鉄道999の像が

JR敦賀駅から氣比神宮方面に歩いていると、星野鉄郎とメーテルの像が!

銀行鉄道999でおなじみのふたり

聞くと、この街では『銀河鉄道999』や『宇宙船艦ヤマト』に登場するキャラクター像が「シンボルロード」で見られるという。

かつてジモココで紹介した鬼太郎トレインが走り、妖怪像が並ぶ鳥取県境港市を思い出した。境港は水木しげるの故郷だけど、敦賀は松本零士にゆかりのある地というわけでもない。なぜだろう?

実は、敦賀は明治時代に日本海側初の蒸気機関車が走った土地柄。そして、ロシアのウラジオストク行きの船に連絡する欧亜国際連絡列車(東京・新橋駅ー敦賀・金ケ崎駅)が運行された港と鉄道にゆかりの深い街なのだ。

そこで、敦賀港開港100周年を迎えた1999年に、「港」と「鉄道」のイメージを重ね『銀河鉄道999』と『宇宙戦艦ヤマト』の像を設置することになったそう。

駅前から氣比神宮に向かう右手側に『銀河鉄道999』の像が16体、左手側に『宇宙戦艦ヤマト』の像が12体が配されている。松本零士ファンの聖地といえるかも。

シンボルロード
福井県敦賀市白銀町~本町
Tel: 0770-22-8184(敦賀市役所)
サイト

  • 取材協力:敦賀市
  • image by:御田けいこ,敦賀市
  • 掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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