1年でほんの数秒間、大都市から人が消える瞬間を切り取った写真

2014年クリスマスのパリを皮切りに、2015年クリスマスのロンドン、2016年感謝祭の時期のニューヨークなど、大都会から人が消えた瞬間を収めた一瞬を収めてきたフランスを拠点に活動する、写真家のGenaro Bardyさん。

そんな彼が今回選んだのは、東京です。人が消えた大都会の一瞬を捉えるため、2018年の元旦に撮影したという「無人の東京」の姿を紹介しましょう。

カメラが切り取るほんの一瞬、無人の街と化した大都会

青山通り

以前、MAG2 NEWSでもご紹介したフランス人写真家のGenaro Bardyさんによる写真プロジェクト「Desert in the City」。

これまで2014年クリスマスのパリを始めとし、2015年クリスマスのロンドン、2016年感謝祭の時期のニューヨーク、同年クリスマスのローマを舞台に、大都会から人が消えた、ほんの一瞬を写真に収めてきました。

ウォール街
人影が消えたマンハッタン

そんな彼が5番目の舞台として選んだのが、東京です。

表参道の東急プラザ。元旦に撮られた

deserted Tokyo」と題された30枚にも及ぶ写真のコレクションは、すべて一夜にして撮られたというから驚きです。

Bardyさんによると、欧米と異なり、街じゅうから人が消える時期が予測しにくい東京での撮影は大変なもので、悩んだ結果、彼が選んだのは2018年1月1日から翌2日にかけての真夜中

さらに東京は広いため、東京を象徴するエリアである渋谷、原宿、新宿に撮影場所を限定し、5日間もの準備期間を経て撮影に臨んだそう。


東京のストリートから人がほぼいなくなった状態に、「本当にマジカルな瞬間で、素晴らしかった。無人の渋谷を撮るのは難しいと思っていたから。あまり人がいなくなったほんの一瞬を捉えることができたんだ」と話すGenaroさん。

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