埼玉県熊谷市の「グランピングをテーマにした温浴施設」など、話題の温浴施設を展開している「おふろcafé 」シリーズの新施設が、「天然温泉ユラックス」がリニューアルし、先日、三重県四日市市に「おふろcafé 湯守座」をオープンしました。
テーマは、「現代の芝居小屋」。観劇できる入浴施設というのは、昭和の健康ランドブームの頃に流行った形態ですが、現代の芝居小屋とはいったいどんな場所なのか。四日市市の施設を訪れてみました。
木のぬくもりが溢れる温泉にリニューアル!
湯守座のエントランスを入って最初に目に飛び込む大きなソファ。
入浴の合間に、待ち合わせの場所にしたり、ゆっくりくつろいだり、置かれている本を読んだりして過ごす場所です。杉の木で組まれた行燈タワーや、円形に作られた館内の木の造形物は美しく、まるで美術館のよう。
2階スペースにぐるりと作られた個室は、一人用の読書スペースになっていて、ここでもゆっくりと自分の時間を過ごせるつくりとなっています。
おふろcaféらしい読書空間
おふろcaféシリーズの特徴といえば、充実の蔵書が魅力の読書ゾーン。湯守座の中心部にも、畳敷きの大きな空間のまわりに、雑誌や書籍がずらりと並んでいます。旅行雑誌から経済の専門書まで、幅広いジャンルの書籍が並んでいます。
ここからどこか、近くの観光地へ足を運んでみようか、そんなことを考えながら雑誌をめくっていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
子供も楽しめる!木の香りがするキッズスペースも
小さな空間でありながら、存在感のあるキッズスペース。ここには積木や、木のままごとセットなどが置いてあるほか、絵本、将棋セットやオセロセットなどがありました。
小さなお子さんから小学生ぐらいまでが、じっくり遊べる十分な品ぞろえ。キッズスペース以外にも、読書ゾーンに作られた隠れ家のような木の小部屋があり、はしごを自由に昇り降りできるなど、子どもが楽しめるしかけがあふれています。
最大の特徴は昭和感が溢れる大衆演劇
江戸時代から庶民の娯楽として親しまれてきた大衆演劇を楽しめるのが、湯守座の最大の特徴です。全国から人気の一座を招いて、月替わりでステージを披露しています。
観劇スペースは食事も可能で、ランチと夕食を楽しみながら観劇できます。ステージ以外の時間はお食事処として公開されているので、お風呂のあと、ゆっくり食事を楽しむスペースとして利用し、雰囲気を味わうだけでも楽しいです。
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