桃太郎伝説が息づいている、岡山市西部の「吉備津神社」

一童社は学問と芸能にご利益があるといわれる、吉備津神社の人気スポット。

人気の「桃太郎の絵馬」

初詣は行列必須ですその人気の秘密の1つは桃太郎の絵馬にありそう。ここは勉学の神様である菅原道真公をお祀りしていることから、受験生の参拝が多く、桃太郎の絵馬には合格祈願の文字が目立ちます。

一童社の前に設置された2つの「祈願トンネル」には夥しい数の絵馬が掲げられ、通り抜けていると受験生の心の叫びが聞こえてきそう。

「祈願トンネル」

しかし、なぜ一童社というのでしょうか?お社には「童」を連想させるものは何もないので気になるところです。そこで、神職の方に一童社の名前の由来をうかがってみました。

確かな由来は不明だけど、江戸時代にはすでに「一童社」の名前で境内に存在していたとのこと。また一説には、吉備津彦命が温羅を平定する時、神様が子どもに姿を変えて助けたという話があり、子ども(童)だから、一童社という名前が付いたのかもしれません、というお話でした。

桃太郎の絵が描かれたおみくじ
花言葉が書かれた花みくじも

吉備津神社のおみくじ処にも桃太郎伝説が描かれています。おみくじは英語やこども用、女性向けなどもあり、バラエティーに富んでいます。また、神社の授与品にも桃太郎をモチーフにしたものがあり、桃太郎ラバーには垂涎の的かも。

参拝後は境内前に広がる駐車場付近にあるお店で甘酒やきびだんごが並び、一服できますよ。

桃太郎といえばきびだんご
初詣の後には甘酒であたたまる

吉備津神社は岡山市街地からは離れていますが、美しい回廊や日本で唯一の建築様式は一見の価値あり。

吉備津神社
岡山県岡山市北区吉備津931
Tel: 086-287-4111
最寄駅:JR吉備線「吉備津」駅から徒歩約9

  • image by:御田けいこ
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