ノートPCひとつを持ってリゾート地でゆったりとお仕事……そんな海外ノマド生活に憧れている方は結構多いのではないでしょうか。そこで今回はバリ島に詳しいライターのHaruさんに、ゴールデンウィークの休みを利用した「プチ海外移住のススメ」ということで、ウブドと呼ばれるバリ島のなかでも特にノマド生活にピッタリなエリアについて、語っていただきました。
「プチ海外移住」って?
「ゆくゆくは海外に住んでみたい!」そんなこと思ったことありませんか? ……でも、そうは言っても仕事や家庭などといった様々なしがらみがあって、いきなり実行に移すというのも、なかなか難しい話ですよね。
でも、今年のゴールデンウィークは、平日に休みを2日取ればなんと8連休になります。この休みを利用して、短期間ではありますが「プチ海外移住」をしてみてはどうでしょうか。
「プチ海外移住」とは、簡単に言うと「短期間、海外で暮らすように旅する」こと。滞在先も今までの旅のようにホテルに泊まるのではなく、例えばゲストハウスをバックパッカースタイルで移動し続けたり、ホームステイをしたりなど、できるだけ現地に住んでいるようなスタイルにするのが、より“移住感”が高まっていいかもしれませんね。
オススメの国はインドネシアで決まり!
では「プチ海外移住」でオススメの国といえば……独断と偏見を恐れずに言えば、これはもうバリ島で決まりでしょう!
日本から飛行機で7時間程度で、時差も1時間しかないバリ島。モンスーン気候に属し、雨季と乾季があるこの島は、年間の平均気温が28℃程度と、一年中日本の夏のような気候が続きます。
よって日々の服装の基本は、短パン&Tシャツなどで問題ナシ。時季によっては夕方のスコールが気になるかもしれませんが、このスタイルなら天然のシャワーとでも思えば、気にならないでしょう!
他にはないバリ島の魅力といえば……挙げればキリがないですが、なんといっても人の優しさ。島の方々の笑顔と挨拶に触れるだけでも、忙しい日本での生活でささくれ立った心が癒されること間違いなしです。
私もそんなバリ島にどっぷりハマって、これまで島内の様々な場所を巡ってきましたが、そのなかでも最も印象に残っているのが、バリ島文化の中心地とよばれているウブドというエリアです。
最高すぎるウブドのロケーション
ウブドはバリ島空港(テンバサール)から40㎞ほど離れた山間部にある、自然がとても豊かなエリア。ちなみに空港からタクシーで約2,500円ほどでアクセスできます。
バリ島といえばビーチリゾートをイメージされる方が多いと思いますが、ここは山の中ということでビーチはありません。でも、それを補って余りあるほどの風光明媚なスポットが本当に多いんです。
なかでもまず第一に思い浮かぶのが、テガラランのライステラスでしょう。
稲作が盛んなバリ島にはいたるところに田んぼがあって、平地の少ない山間部ではそれがライステラス、つまり棚田になっているんですが、特にココは「神の階段」と呼ばれるほど非常に美しい風景が広がっています。周辺にはオープンエアーのカフェやレストランがたくさんあって、ここで食べたランチの味は今でも忘れられません。
また、標高1,500mの高原地帯にあるキンタマーニ高原も、一度は訪れたいスポットのひとつです。
ここは活火山のバトゥール山などの山々と、そのカルデラ湖であるバトゥール湖が織りなす壮大な眺めが人気。さらに高原地帯ということで、常夏のバリのなかにあってココはヒヤッとするくらい涼しくて過ごしやすいんです。
ウブドのイイトコロは自然だけではありません。市街地に行けば、バリニーマッサージを1,000円ほどで受けられる店が多いのも魅力的ですし、またこのエリアは世界中のヨガ愛好家にも人気が高く、オーガニックでヘルシーな食事が取れる店が多いという、美食の街でもあるのです。
そして、忘れてはならないのがウブド宮殿でしょう。
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