きっかけは学校給食。三重県津市の名物になった巨大餃子「津ぎょうざ」

「津ぎょうざ小学校」の校長先生はタイガーマスク

さらにこの津ぎょうざのユニークな点は、PRのために「津ぎょうざ小学校」という架空の学校が存在すること。生徒は60人前後。しかも校長先生は、なぜかタイガーマスクなのだそう。いったいなぜ大きな揚げ餃子が津市の名物なのか? なぜ「津ぎょうざ小学校」校長が覆面レスラーなのか??? 大きな皮に包まれた謎をさぐるべく当事者たちにお会いしました。

ご対応いただいたのは「津ぎょうざ小学校」校長先生の藤堂タイガーマスクさん(51歳)と学級委員長の西川直希さん(46歳)。小学校の体操服を着ていますが、おふたりとも本業は市の職員です。「津ぎょうざ小学校」はなんと「校歌」まで存在する凝りよう。

▲「津ぎょうざ小学校」の校長先生こと藤堂タイガーマスクさんと学級委員長の西川直希さん
▲手で津ぎょうざを表す決めポーズもある
▲謎の「津ぎょうざ小学校」にはちゃんと校歌も存在する。体操服にプリントされた「15」は津ぎょうざの直径を表す

藤堂タイガーマスクさんは、黄色いマントをひるがえし、チャンピオンベルトを装着した本格派レスラースタイル。ではインタビュー開始のゴングを鳴らしましょう。藤堂さん、いったいなぜタイガーマスクなのですか?

藤堂「津の藩主の名前が『藤堂高“虎”』だったこと。そして初代タイガーマスクこと佐山聡選手がかぶっていたマスクが津市在住作家の手によって制作されたこと。このふたつを掛け合わせたんです。あと、僕自身がプロレスが大好きなもので(笑)」

▲藤堂タイガーマスクさんは津ぎょうざのベルトホルダー
▲正義のマントは意外とかわいらしいデザイン

なるほど。実在したタイガーマスクの覆面が津市生まれだったとは知りませんでした。いいトリビアです。ではどうして「津ぎょうざ“小学校”」なのでしょう。

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