これなら仕事帰りにも。手ぶらでOK、都心の屋上で楽しむ大人のBBQ

夏のBBQが大好き、でも正直、準備とか買い出しとか面倒だと思う人は少なくないですよね。しかも郊外の河川敷まで行くのも大変だったり。でも実は今、都心のデパートやビルの屋上で気軽にBBQを楽しむのがブームになりつつあるんだとか。この都市型BBQ、手ぶらでもOKなので仕事帰りのビジネスマンにも人気。ということで今回は、東京・吉祥寺のデパートの屋上にある「FARMERS BBQ（ファーマーズバーベキュー）」を取材してきました。

吉祥寺のデパートの屋上、こんなところでBBQが！

新宿・渋谷から電車で一本、東京の住みたい街でも毎回上位にランクインする人気の街・吉祥寺。駅から歩いて5分のところにある東急百貨店デパートの屋上でそのBBQは開催されていました。「FARMERS BBQ（ファーマーズバーベキュー）」は全国各地の生産者から仕入れた選りすぐりの食材を、デパートの屋上というアウトドア空間で楽しむBBQ。道具や食材の用意もいらず、農家自慢の肉と野菜が用意される“食材特化型”BBQとも言われています。この日は休日ということもあり家族連れの姿が目立ちました。

お肉はブランド豚中心

特長は何といっても、魅力的な食材の数々。BBQというイメージから想像する一般的な食材セットとは大きく異なる内容です。

たとえばお肉。湘南のブランド豚「みやじ豚」は、1頭1頭に愛情と手間暇をかけてストレスフリーな環境で育てることにより、うまみ成分の指標である「グルタミン酸」を、通常の豚肉の2倍近く含む肉づくりを行っています。しかも、農林水産大臣賞を受賞した経歴を持つお墨付き。FARMERS BBQでは、添加物を使わない「生ソーセージ」を中心に、旨みたっぷりのバラ、ロースなどを味わうことができます。

生ソーセージは、添加物を使っていないので小さな子どもにも安心です。ひと口ほおばるとジュワーッと染み出す肉汁の旨み。ジューシーな甘さに、子どもも大人も思わず笑顔に。

食材の焼きかたについて、レシピが用意されていました。おいしく焼き上げるアドバイスや、どの食材をどのように仕上げるか、何をつけて食べるのか、などが細かく掲載してあるので、安心です。

野菜は丸焼きが基本

野菜は基本、丸焼きでいただきます。季節によって様々な野菜が登場するそうですが、私の時は…。見たことのない葉もの野菜が登場。聞けば「春菊」と「ほうれんそう」、「菜の花」、「わさび菜」とのこと。そのままグリルで焼いて、シンプルに塩をふりかけて完成、と説明を受けたのですが、「春菊や菜の花を焼いて塩で食べる」という、予想だにしなかった調理法に、半信半疑の気持ちを隠し切れませんでした。実際、焼いて口に含んでみたときの、衝撃的なおいしさと言ったら。思わずうなってしまいました。

流行りの「蓋付き」グリルをお試しあれ

各テーブルに備えられたグリルは、一般的なBBQでよく見かけるものとは違い、最近増えてきた蓋つきグリル。お肉も野菜も、蓋をして蒸し焼きにするので、ふっくらジューシーに仕上がります。用意されている調味料もこだわりの品々で、ひと口ごとにいちいち感動してしまう、味わい深いものばかりでした。

ドリンクと追加食材の持ち込み可能

道具はすべて用意されているので手ぶらでOK 。BBQに必要なものはもちろん、調味料などもすべてそろっています。ドリンクは持ち込み可能。デパートなので、おいしいアルコールを事前に購入して屋上へ上がることも、途中で買いに行くことも簡単です。

突然ですが、オークション開始！

「もう少しお肉が食べたいな」そんなときは、超稀少部位を競り落とす「オークション」企画に参加しましょう。コースに入れることができない稀少部位や、その日限定の目玉食材などを、その場に参加しているテーブルごとにオークションで競り落とすことができます。その日のオークションにどんな食材が用意されているのか、テーブルごとにスタッフの方が説明してくれます。

屋上プレイランド付き

デザートのフルーツまで食べ終えた息子は、テーブルを離れて広場へ。子ども向けの乗り物や芝生の広場をひとまわり走って満足げに戻ってきました。デパートの屋上と言えば、子どもにとって楽しい場所。楽しそうな乗り物がいくつかあるというだけで、息子は退屈せず、とても嬉しそうに乗り物たちを眺めながら、大満足の食事時間を過ごすことができたのでした。

7月から本格始動

春にプレオープンして、この夏から本格始動となる「FARMERS BBQ」。道具は手ぶらだし、駅近だからアクセスがラクでお酒も飲めます。そして食材は超一流。今年の夏は、都会の屋上「FARMERS BBQ」で、今まで味わったことのないプレミアムな感動と出会ってみませんか？