信長も家康も虜にした、京都夏の風物詩「鵜飼」を見に嵐山へ

鵜飼の漁法は鵜匠の手につながれた6羽の鵜に鮎を飲み込ませます鵜匠、舟を漕いで操る舟子(かじこ)、で鵜飼をします。鵜は船子のかいの音に反応して潜って鮎など川魚を捕まえます。

鵜匠は鵜が口に魚をくわえたところで素早く手綱を引き寄せます鵜の喉をつまみ白く光る魚を次々吐き出させます。船の舳先で焚かれるかがり火は魚を驚かせる役割を担っています。川を泳ぐ鮎はかがり火の光に驚き、動きが活発になり鵜に捕えられてしまうのです。

鵜ののどにはひもが巻かれています。これはある大きさ以上の魚は飲み込むことができないようにしているのです。だから鵜は飲み込んだ魚をすぐに吐き出すことが出来るのです。せっかく獲物を口にしているのに、なんかかわいそうですけどね。

鵜匠はそれを吐き出させて漁獲します。ただ、ひもの巻き加減によって漁獲する魚の大きさを決めているので、のどを通った小さい魚は鵜の胃袋に入ることになります。吐き出してばかりではなくちゃんと食べてもいるのです。ただ、あまり吐き出されてばかりいるとやる気をなくしてしまうようです。嵐山の鵜飼いの鵜はウミウという鳥の種類で、茨城県で捕獲されているようです。

舟から眺める嵐山鵜飼いは殿上人や貴族たちも見物した由緒正しい風物詩です。かがり火を灯した鵜飼船がすぐ近くで見られて、鵜が漁をする様子や鵜匠の手綱さばきも目の前で見る事が出来ます。都嵐山という景勝地で風雅な醍醐味を是非この夏に味わってみて下さい。

  • 実施期間:7月1日~9月23日(8月16日は貸切船のみの運航)
  • 出船時間:7/1~8/31=19:00と20:00の2回 9/1~9/23=18:30と19:30の2回
  • 料金:大人 1,800円 子供(4歳~12歳)900円
  • 販売時間:19:00(18:30)の部は18:00~ 20:00(19:30)の部は19:00(18:30)の部出船後~
  • 販売場所:北乗り場又は南乗り場

いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。

image by:photoAC

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