江戸時代から愛される、北陸のハワイ。白浜の無人島「水島」

敦賀湾(若狭湾の一部)に浮かぶ水島(写真:敦賀観光協会)

水中眼鏡をつけて潜水すれば、透明度の高い海に魚の泳ぐ姿が見てとれる

福井の海は透明度が高い image by:敦賀観光協会

福井の海、特に若狭湾の海は透明度が抜群で美しいです。福井は花崗岩地域に属するそうで、ビーチの白砂も見事です。花崗岩が河川によって海まで運ばれると、いわゆる白砂の輝くようなビーチができるのでした。

水島と同じ敦賀半島の西岸にある水晶浜などはまさにその典型例ですが、水島も負けていません。遠浅の白砂ビーチがあるわけではありませんが(海底には大きな石がゴロゴロと落ちているため、マリンシューズが必要)、水島の西側、敦賀半島の陸地方向に向けて水深1~2mの浅い海底が続いています。

水の透明度も高いため、水中眼鏡をつけて潜れば、はるか遠くの海中まで見通せるほど。魚の泳ぐ様子も見えますし、海水浴には絶好のロケーションが広がっています。


渡し舟を桟橋で待つ観光客 image by:敦賀観光協会

水島は水上バイクも陸地でのバーベキューも禁止。静かで家族連れでも落ち着いて楽しめます。何より対岸の敦賀半島側にある船着き場から、渡し船で10分ほど移動してアプローチするアクセス方法も心が躍りますよね。

筆者が前に訪れたときは、シーカヤックで上陸する人を見ました。カヤックの操縦に心得のある人は、渡し船が運行していない時間帯に渡航してみると、正真正銘の無人島が楽しめて気分爽快かもしれませんよ。

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