塩、しょうゆ、みそなどが定番調味料である日本の家庭料理ですが、アジア圏の国々にはそれぞれ特色のある料理たくさんあります。では実際に、アジアの国々はどのような調味料を定番として使っているのでしょうか。
今回、「株式会社Fun Japan Communications」が、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国で食の実態をアンケート調査しました。普段家庭で使っている調味料から、アジアの食事情に迫ります。
キッチンにある絶対ある調味料は第1位は「塩」。でも2位以下は個性豊かなラインアップに
「家に常備している調味料は?」という回答に対して、5カ国のうち香港を除く4カ国で「塩」が第1位となりました。日本と同じように、どこの家庭のキッチンにもやはり塩を常備してあるのがわかります。
ただし、2位以下を見てみると、マレーシア・台湾はしょうゆ、コショウと続き、タイはコショウ、チリ系スパイス。またインドネシアはコショウ、トマトソース・ケチャップとなっていて、各国の違いが大きくなっています。
四川料理と比べ、あまり辛くない広東料理が基本となる香港ですが、超有名な「余均益」のチリソースが人気なだけあって、家庭でもピリ辛な食べ物を好むようですね。チリ系スパイスが1位、続いて塩、コショウ、トマトソース、黒ごま・白ごま、魚醤となっています。美食の国として人気な香港は、ほかのアジアの国々と比べてもかなり豊富な種類の調味料を常備しているようですね。
各国がよく購入する調味料は?
続いて過去の購入経験について調査したところ、オリーブオイルが3カ国でランクインしました。インドネシアでは57%以上、マレーシアでは51%、台湾では40%以上もの人が購入したことがあると答えています。
実際に台湾ではオリーブオイルを使った料理のレストランが人気だそう。レストランで見たり食べたりした美味しい料理を再現しようと、家庭でも挑戦してみたのかもしれません。しかし、常備している調味料にはランクインしていないことから、リピート購入には繋がらなかったようですね。
好きな調味料は「シンプル&スパイシー」が上位
「好きな調味料は?」という問いに対して、ほぼすべての国で、塩・コショウ・チリ系スパイスがトップ3にランクインしました。タイで多くの家庭で使われているしょうゆですが、タイには「シーユー・カオ」というマイルドな味わいの薄口しょうゆが人気なので、日本のしょうゆとは少し違ったものが定番なのかもしれません。いずれにしても、家庭ではシンプルな味付けが多いことがわかります。
好む調味料やよく使う調味料から推測すると、マレーシアと台湾は似たような味付けの料理が多いのかもしれません。自分が好む調味料から、まだ食べたことがない国の料理をチャレンジしてみるというのも面白い経験になりそうですね。ぜひ、グルメ旅の参考にしてみてください。
source:PR TIMES
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