2014(平成26)年より、春の桜の時期と秋の紅葉の時期に始まった、「皇居乾通り一般公開」。美しい桜や紅葉を楽しめるだけでなく、普段は目にすることができない乾通りの一般公開は、訪れる人の多くを魅了してやみません。
もうすぐ平成が終わることから、平成最後の一般公開として、2018年秋には多くの来場者が見込まれるでしょう。そんな魅力あふれる皇居乾通りの一般公開について、さっそくご紹介していきます。
皇居乾通りの一般公開とは
1年に2回だけ、桜と紅葉の季節に開放されるのが「皇居乾通り一般公開」です。乾は北西の方向を指す言葉であり、皇居から見て北西に位置する「乾門」と、その前に伸びている道が「乾通」といいます。
普段は通ることが出来ない乾通りですが、2014年に今上(平成)天皇傘寿の記念として、桜と紅葉の時期に一般公開がされるようになりました。いずれの時期も20万人以上もの人が訪れており、多くの人がその美しい景色を楽しんでいます。なお、一般公開の開催日数は一週間程度なのでいずれも混雑しますが、朝の開場すぐであれば待ち時間が少なめです。
入場は江戸城内郭門の一つであり、現在の宮内庁の出入り口になっている「坂下門」からのみになります。坂下門の手前では荷物検査やボディチェックが行われます。 坂下門から乾門までの距離は約750mですが、桜や紅葉を見ながらの飲食は禁止されています。
一般公開中は非常に混みます。最寄りの二重橋前駅からは、通常時であれば15分程度で到着できますが、一般公開時の時間帯によっては、二重橋前駅から坂下門まで約1時間30分もかかることが。時間に余裕をもって早めにいくのがおすすめです。
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