生きてるうちに一度は行きたい。日本の美しき「世界遺産」人気ランキング

世界遺産」とは世界遺産条約にもとづいて世界遺産リストに登録された、文化財、景観、自然などのことです。

近年、日本でも世界遺産に登録された遺産が増えてきており、2018年11月時点で日本には22件の世界遺産があります。

世界遺産は、建築物や遺跡などの「文化遺産」、景観や地形などの「自然遺産」、文化遺産・自然遺産の両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」の3つに分類されます。

最近だと2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が、世界文化遺産に認定されたことも記憶に新しいのではないでしょうか。

2018年に登録された新・世界文化遺産

崎津教会image by:kan_khampanya/Shutterstock.com

2018年7月、世界遺産委員会にて新たに「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が、世界遺産(文化遺産)に認定されました。

長崎県と熊本県天草にまたがる日本のキリスト教の布教の歴史に関わりのある、教会や聖地、集落や城跡、展示施設などの12の施設から構成されています。

原城跡image by:hayakato/Shutterstock.com

そのなかには、今から約380年前に島原の乱でキリシタンたちが籠城した「原城跡」、1865年に信仰を告白し、信徒発見の舞台となった「大浦天主堂」などの歴史ある場所も含まれています。

大浦天主堂は現存するゴシック調の教会としては国内最古の歴史を誇り、聖堂内は色鮮やかで美しいステンドグラスが特徴的です(聖堂内は撮影禁止です)。

大浦天主堂image by:beeboys/Shutterstock.com

崎津教会や大浦天主堂など、長い歴史を経て現代に受け継がれた貴重な世界遺産です。そんな貴重で尊い場所だからこそ、一生に一度は訪れてみたいですよね。


そこで今回、ランキングサイト「ランキングー!」が「行ってみたい、またはもう1度行きたいと思う日本の世界遺産ランキング!」を発表しましたので、日本が世界に誇る世界遺産をご紹介していきます。

第10位 日光の社寺/栃木県

日光東照宮image by:nosonjai/Shutterstock.com

まず、第10位には「日光の社寺」がランクイン。日光の社寺は1999年世界遺産(文化遺産)に登録されました。

日光東照宮」や「日光二荒山神社」の2社と、「日光山輪王寺」の1寺に属する103棟と、その周辺の文化的景観が世界遺産の登録内容に含まれています。

江戸時代に巧みに造られた日光東照宮などの建造物は、日本の神社建築様式のひとつである権現造り(ごんげんづくり)の完成形と言われています。

さらに周辺の自然あふれる環境と一体となった宗教空間が、今なお神聖な信仰の対象として古くから受け継がれていることが評価され、世界遺産に登録されました。

登録内容には江戸幕府の初代将軍・徳川家康を祀る日光東照宮の、龍や鳥といった色鮮やかな彫刻と、金箔に埋め尽くされた陽明門(ようめいもん)も含まれています。

image by:paikong/Shutterstock.com

「見ざる言わざる聞かざる」でおなじみの三猿、東回廊に飾られている眠り猫など、国宝や重要文化財が点在。時代を超えた名工の芸術といっても過言ではないでしょう。

都内から日光東照宮までは高速バスで約3時間新幹線・電車で約1時間30分ほどでアクセスできるので、土日のプチトリップにもおすすめの世界遺産です。

続いては、初めて東北地方で認定された世界遺産をご紹介します。

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