街もにぎやかに彩られるクリスマスが、もう目前に迫ってきました。クリスマスはもともとキリストの誕生日を祝うものですが、日本ではクリスマス・イブをメインに家族でケーキや豪華な食事で楽しむ日、子どもはサンタクロースからプレゼントをもらう日、そして恋人たちがロマンチックに2人の愛を確認する日になっています。
2018年は12月22日(土)〜24日(月・祝振替)と3連休になり、クリスマスを豪勢に祝うために海外旅行へ出る方も多くいます。そこで今回、阪急交通社が2018年の「クリスマスの海外旅行先ランキング」を発表しました。クリスマスをムーディーに楽しめる国は一体どこなのでしょうか。さっそく、ご紹介します。
第10位 モロッコ
10位にはモロッコがランクインしました。モロッコはジブラルタル海峡を挟んでスペインと向き合い、南部にはサハラ砂漠が広がり、ヨーロッパ、アフリカ、アラブ、ベルベル、さまざまな文化が混在するアフリカ大陸北西端の国です。
モロッコは温暖な地中海沿岸や大西洋沿岸、内陸性気候のサハラ砂漠など、気地域や季節によって気候の変動があります。クリスマスの時期は日中は20度前後まで上がりますが、朝夕はかなり冷え込むので、セーターや厚手のジャケットで重ね着をしておいたほうがベストです。
また、ほとんどの国民がイスラム教徒です。このため、イベントや色とりどりのオーナメントなどクリスマスらしい雰囲気を味わうことは難しくはありますが、「青い街シャウエン」や、細い路地が複雑に入り組む「迷宮都市フェズ」など、個性的な街が人気です。サハラ砂漠に宿泊し、満天の空に輝く星空観賞やご来光観賞も楽しむことができます。
第9位 ニュージーランド
9位にはニュージーランドがランクインしました。南半球に位置するニュージーランドでは、クリスマスは夏になります。暖かいクリスマスという変わった体験ができる国です。
とはいってもキリスト教徒の多い国なので、12月に入るとクリスマスに関連したイベントが多数行われ、クリスマスマーケットも各地で開催されます。ニュージーランドでは25日は祝日なので、お店などはほとんど開いていません。
しかし翌日26日は「ボクシングデー」と呼ばれ、ニュージーランド中が大セールとなる日なのです。少し長めにお休みを取って、そこでショッピングを楽しむ方も多いのではないでしょうか。
第8位 エジプト
8位にはエジプトがランクインしました。古代文明の発祥地エジプトは、カイロ郊外・ギザにある巨大なピラミッド、ナイル河岸の古代の都ルクソールなど、多くの遺跡が点在しています。国土の大半が砂漠なので雨はほとんど降らず、1日の気温差が激しいことが特徴です。
エジプトも国民の多くがイスラム教徒のため、クリスマスをお祝いする習慣はありません。ところが近年ではイベントとしてクリスマスを楽しむ人が増えており、街中にはクリスマスのイルミネーションやツリーが飾られるようになりました。
観光客が利用するホテルでは、ツリーはもちろん、クリスマスディナーなども用意されていることが多く、クリスマスの雰囲気を十分に楽しむことができます。砂漠でクリスマスを楽しむのも、貴重な体験になりそうですね。