外国人訪問者数、世界TOP100都市が発表。はたして日本は何位に?

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2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本へのインバウトが増加しています。日本側でもその訪問者数の増加を目的・予定した施策や企業のビジネス戦略などが目白押しです。では、実際には日本の都市はどこが人気なのでしょうか?

この度、国際市場調査の「リーディングカンパニーユーロモニターインターナショナル」が、最新調査レポート「外国人訪問者数 世界TOP100都市(2018年版)」を発表しました。

今回はそのランキングの中からランクインした日本の都市、および初めてTOP100入りした海外の3つの都市を紹介します。

日本からは東京が14位、大阪が30位にランクイン

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今回の調査を見てみると、2017年に世界でもっとも外国人訪問者数の多かった都市TOP10のうち、6都市がアジアでした。1位、2位の香港とバンコクのほかに、シンガポール、マカオ、クアラルンプール、深センがTOP10入りしています。

また日本からは、14位に東京、30位に大阪がラインクインしたほか、京都と千葉もTOP100入りしました。

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これらの日本の都市のうち、特に注目を集めているのが大阪です。大阪は2017年度のランキングから大きく上がり、2018年の訪問者数も13%増と予測されています。特に中国人旅行者の増加が見られ、2020年の東京オリンピック開催の恩恵を受けることも考えられるそうです。

これについて、ユーロモニターインターナショナルの旅行業界コンサルタント、ヴォウター・ギアーツ(Wouter Geerts)氏は、次のようにコメントしています。

「今年のランキングではアジアの都市が引き続き上昇し、TOP100都市のうち41をアジアが占めています。37都市だった2012年から着実に増加しており、特に日本とインドの都市におけるインバウンドの訪問者数の伸びが際立っています」

注目されるバタム、サンティアゴ、ポルトの3都市

バタム島(image by:/Shutterstock.com)

この発表をさらに見てみると、インドネシアのバタム、チリのサンティアゴ、ポルトガルのポルトという3都市が目を引きます。

インドネシアのバタムは2012年から31ランクアップで、アジア勢の仲間入りをしました。今後も引き続き訪問者数の増加が予測され、2018年の訪問者数は12%増となる見込みです。


サンティアゴの街並み(image by:Jose L. Stephens/Shutterstock.com)

チリの首都であるサンティアゴは、2017年に訪問者数が18%増と堅調な成長を見せ、2012年から17ランクを上げて93位にランクインしました。

ポルトガルのポルトは2012年からランクを42上げ、今回初めてTOP100にランク入りしました。2018年の訪問者数も7%増と順調に伸びる見込みだそうです。

今回の調査では、国内だと東京と大阪がダントツで人気が高いことがわかりました。両都市とも近年多くの外国人観光客を見かけるようになり、さまざまな言語対応が可能なお店が増えたり、街のサイン自体にも変化が見られるようになってきました。2020に向け、これからも街の風景が大きく変わっていきそうですね。

source:PR TIMES

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