嗚呼、美しきレトロ建物。古き良き「思ひ出」をめぐる東京散歩【21選】

山二証券 本社/中央区

image by:赤池リカ

1911(明治44)年に中央区に設立された「山二証券」の本社は、1936(昭和11)年に現在の日本橋に建築され、そのレトロさあふれる佇まいが特徴です。

1階が石の壁で作られており、金融機関らしい重厚感を感じさせますね。再開発の進む八重洲・日本橋付近ですが、こういった歴史を感じさせる建物がいいアクセントとなっています。

もちろん現在も本店として利用されているため、お仕事の邪魔にならないようマナーを守って街並みとして楽しんでくださいね。

ちなみに2006(平成18)年に放送され、2019年に続編の製作が発表されたドラマ『結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)の撮影にも利用されています。

歯科 多和田/中央区

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昭和レトロな雰囲気を持つ、歯科医院の「歯科 多和田」。人形町の街並みに溶け込んだ歴史を感じさせる建物で、2階の明かり取りが印象的です。

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もともと三河屋という待合で、1階部分を改築して歯科になったそうです。現在は廃業しましたが、風情あふれる人形町の街を探索する際は欠かせないスポットになっています。

うぶけや/中央区

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多和田歯科の近くにある「うぶけや」は、なんと1783(天明3)年に創業した、老舗の刃物店です。木造の趣ある店舗は1927(昭和2)年に立てられたもので、なんともノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

現在も刃物店として営業しており、中央区民文化財に登録された刃物は、下町・日本橋の職人や住民に愛用されています。

店内では歴代の刃物が展示されているので、目でも歴史を楽しめますよ。一生使い続ける一品をお求めの方は、ぜひ足を運んでみてはいかがですか。

奥野ビル/中央区

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1932(昭和7)年に建てられた「奥野ビル」は、2019年で築87年。日本有数のショッピング街・銀座のほど近くにあります。

かつては銀座屈指の高級アパートとして注目されていましたが、現在は知る人ぞ知る、アンティークショップやギャラリーがそろうビルとなっています。

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昭和の最先端、銀座でも憧れを集めたビルだけあって、レトロでありながらも洗練されたデザインが随所で見ることができます。階段を一段一段登るたび、タイムスリップした感覚を味わえますよ。

オシャレなエレベーター image by:赤池リカ

近年は最新アートの発信地としても注目されており、レトロな建物をゆったり歩きながらギャラリーを見てまわるだけで、感覚が研ぎ澄まされていくよう。老若男女楽しめる、銀座の穴場空間です。

おすすめ散歩ルート

人形町駅〜うぶけや〜歯科 多和田〜山二証券 本社〜鈴木ビル奥野ビル

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