山ノ内、白馬…海外から評価された宿が集まる、日本の人気観光地

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旅行先を決める際に重要となるのは、その目的地でのアクティビティグルメ、そして旅の拠点となる宿泊施設です。ハレの日となるせっかくの旅行なら、綺麗な部屋や接客対応、部屋から見える景色、周辺の観光施設など、思いっきりこだわりたいものです。

そしてこの度、世界最大級の宿泊予約サイト「Booking.com」が、同サイトに登録している施設で最低5件以上のクチコミと、それらにもとづく平均クチコミスコアで8.0以上評価を誇る施設をピックアップし、日々最高のおもてなしを提供している宿泊施設へ贈る「ゲスト・レビュー・アワード 2018」を発表しました。

実際に滞在したゲストによる生の声・評価が反映された結果を見れば、より良い旅を過ごせるはずね。今回の調査で最も多く受賞した国を見てみると、日本は8.456軒で世界21位、2017年比で134%超えになりました。1位は観光大国のイタリア(1万6,513軒)、2位スペイン(4,646軒)、3位フランス(45,286軒)と大きく差はある状態です。

しかし政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数(訪日外国人数)の年間推計値(PDF)によると、2018年12月の観光客数は前年同月と比べ、約11万人増加の263万2,000人と過去最高を記録しています。

これからさらに2020年の東京オリンピックに向けてよりインバウンド需要が高まる予想から見て、さらに評価を集める宿泊施設や地域が増えていきそうですね。

今回はこの「ゲスト・レビュー・アワード 2018」の結果を踏まえ、海外から多くの高評価を得た宿泊施設が集まる、受賞率が高い国内エリアのTOP10をご紹介します。宿泊施設選びに、そしてその周辺の観光スポット探しの参考にどうぞ!

第10位 山ノ内/長野県

広い敷地を有する志賀高原スキー場など、多くのスキー・スノーボード場が軒を連ねており、ウィンタースポーツシーズンには一層にぎわいを見せる長野県「山ノ内」エリア。

地獄谷温泉「地獄谷野猿公苑」では温泉に入る猿も見られる 写真提供:長野県観光機構

同エリアの中でも特に人気なのが、100%源泉掛け流しのレトロな温泉街「渋温泉」です。渋温泉には大ヒットジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルではないかといわれている旅館もあり、歩くだけでも風情たっぷり。

渋温泉街の風景(写真提供:長野県観光機構

海外では日本の温泉や雪質だけでなくジブリ人気も高いため、そのレトロ旅館や町並みをひと目見ようと訪れる人も多いのではないでしょうか。


第9位 金沢/石川県

冬の兼六園 image by:Shutterstock.com

タイムスリップしたかのような古き良き時代の匂いを残す町並みが特徴な、石川県「金沢」エリア。国の特別名勝に指定されている兼六園や、2011年にアメリカの旅行誌「トラベル&レジャー」のWeb版で世界で最も美しい駅14選の6位に選ばれた「金沢駅」など、見どころがそろっています。

金沢21世紀美術館「スイミング・プール」image by:Manuel Ascanio/Shutterstock.com

そのほかにも、とれたて新鮮な魚を買うことができる近江町市場、多くのメディアに取り上げられ世界的に注目を浴びている金沢21世紀美術館などにも、国内外から多くの人が訪れます。

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