はい、チーズ!外国人が驚いた「日本人の七不思議」

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外国へ旅行に行ったとき、初めて見る海外の文化や習慣に驚いた経験はありませんか?

挨拶のときにほっぺにキスしたり、電車内での電話がOKだったり。海外では普通なことでも、慣れていない異文化に戸惑ってしまうことがありますよね。

逆もしかりで、温泉には裸で入る写真を撮るときにピースサインをするといった日本人にとっては当たり前の行動が、外国人からすると「え?どうして?」と思う一面もあるようです。

そこで今回は、世界中を旅するライターの坂本正敬さんが、日本を愛する数名の外国人に「不思議に感じる日本人の行動」を調査。そのなかから7つの日本人に関する不思議をご紹介していきたいと思います。異文化を通して、新たな日本人の姿が見えてくるかもしれませんよ。

なぜ何度もお辞儀をするの?/オランダ人

挨拶や敬意を表すときに、相手に向かって頭を下げるお辞儀

日本人に慣れ親しんだ行動のひとつで、お礼をいうときや職場の人とすれ違ったときなど、日頃から簡単なお辞儀をすることもありますよね。

しかし、オランダ人からすると「なぜ何度も頭を下げるの?」と不思議に思う行動なのだとか。

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筆者の実体験なのですが、昔オランダ旅行の際にアムステルダム在住の日本人コミュニティの人たちとコンサートホールで会話をしていました。そのときは思わず日本にいるときの感覚で、ペコペコとお辞儀をしていたのですが、現地のオランダ人から「なんで日本人は何度もペコペコとお辞儀をするの?」という意見があったのです。

なんで日本人は何度も何度もお辞儀を繰り返すの?とても不思議に思う。(オランダ人)

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オランダ人によると、一度でいいのに何度も何度もお辞儀をする日本人の姿はとても不思議に映るそう。また、繰り返すだけでなく、深々としたお辞儀をずっと保つ姿も「どうして?」と思う光景なのだとか。


私が日本で買い物をして帰ろうとしたとき、お店の人が深々とずっと頭を下げて見送ったり、日本の会社を訪問したときはエレベーターの扉が完全に閉まるまでお辞儀していました。

最初はびっくりしたけど、お辞儀には日本人の「もてなす心」が表現されていると知って、とても素敵な行為なんだと思いました。(オランダ人)

誰かを見送るときに深いお辞儀をするのは、やはり日本に限られてくる行動なのかもしれませんね。ではオランダにはお辞儀の文化がないのか?といえば、そうではありません。

オランダをはじめとしたヨーロッパ諸国でもお辞儀は伝統的な挨拶のひとつで、日本と同じように挨拶などの意味を持つ行為です。例えば、バレエでも踊ったあとに「レヴァランス」というお辞儀を行います。

お辞儀の仕方は文化によってそれぞれですが、日本のお辞儀には挨拶だけでなく、「おもてなし」や「思いやり」の気持ちが隠されているといえるかもしれませんね。

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