世界には色々な国や人種、民族があり、それぞれに独自の風習や習慣があります。それはもちろん日本人にもあり、ごく当たり前に行なっていることが、訪日外国人の視点で見ると不思議に思ったりすることも。
この度、訪日外国人向けワンストップガイドサービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」が、「外国人が日本に来てショックを受けた理由」を発表しました。
そこで今回は、複数の国から回答があったショックな出来事と、番外編として少数回答であがった意外な意見をご紹介します。
1. 御礼をいう、礼儀正しい
まずは良い意味でのショック、「御礼をいう、礼儀正しい」に驚く人が多数なよう。コンビニなどのマニュアルでもありますが、店で何か買わずに出ても日本人は「ありがとうございました」といいますが、海外ではあまり見ない光景なんだそう。
また、ライブでおける日本人のアーティストに対する態度の良さも驚きのようです。
このような日本人の礼儀正しさは海外にも伝わっており、その礼法を身に着ける一環として「イタリアでは子どもに武道を習わせる親が増えている」との回答もありました。
2. 頑張りすぎ、働きすぎ
働き方改革、といいつつ、ちょっとした熱ぐらいでは出勤しがちな日本のビジネスパーソンたち。休みもろくに取らず、体調が悪くてもムリして働くということにショックを受ける方も多いそうです。
たとえばアメリカの場合、風邪をひいた際は周囲に移らないように治してから出社するのがマナーとのこと。日本もこの環境が当たり前になりたいですね。
3. トイレが綺麗
こちらも良い意味でのショックで挙がったのは、「トイレが綺麗」でした。確かに、外国の公共トイレと比べると、日本は比較的清潔といえそうです。
またレストランやコンビニなどのお店で、無料でトイレを借りることができることにも驚きのよう。
日本人は昔から清潔な民族といわれており、幕末にペリーが黒船で日本にやってきたとき、まず驚いたのは日本の街の清潔さだったといわれています。
4. 「すみません」と謝りすぎ
今回の調査では、イタリア人男性やイギリス人女性が「日本人は謝る必要がないのに謝る」と不思議がっている模様。
これは日本人の礼儀正しさに関係があると思いますが、外国人からすると日本人は逆に「謝罪」ということに関して軽く考えているようにみえるのかもしれません。
5. なぜマスクをつける?
マスクはもともとファッションのためではなく、風邪をひいたときや防塵のためのもの。近年これをファッションの一部として取り入れたり、メイク隠しなどにサッと使ったりする人が増えています。
そもそも日本人は頑張りすぎと絡めて仕事が休めないというベースがあり、予防のために付けている人が多いのではないでしょうか。
6. 番外編:そのほかのショック
最後に番外編として、「食事の際に違う種類のお酒を飲むこと」、「飲み放題・食べ放題が多い」、「ランチが安い」、「社内恋愛ありえない」、「カラスが大きくて怖い」といったことが挙げられています。
このなかで、面白いなと感じたのは「食事の際に違う種類のお酒を飲むこと」。外国では、日本でよくいう色々なお酒の種類を飲む「ちゃんぽん」な状態はなかなかありえないそうですよ。
生活や文化を客観的に見られると、当たり前だけど意外な「不思議」が見えてきますね。日本、海外各国の生活・文化を尊重し、さまざまな視点で見てみると、また新たな発見があるかもしれません。
source:PR TIMES
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