2019年の春ももうすぐそこまでって感じですよね。でも春といえば、あの時期がやってきます。
そう、花粉です…。毎年この時期になるとくしゃみ、鼻水、目のかゆみに悩まされる方も多いのではないでしょうか?
「外を出歩くのさえ億劫になってしまう…」
そんな方にはぜひ避粉地(ひふんち)への旅行をオススメします!
「避粉地旅行」って?
へ、へくしょん。毎年春の訪れとともに多くの人を悩ませる花粉症。
日本では約60種類の花粉アレルギーが報告されていますが、なかでも最も多いのがスギ花粉症といわれています。
スギ花粉は晴れて気温が高い日、空気が乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日や気温の高い日が2〜3日続いたあとが特に多くなります。
とくにここ数年では、戦後に植えられたスギの木が大きく成長し、花粉生産能力が高い状態になっていて、温暖化の影響で花粉が多く産生されるようになっているのだとか…。
関東地方では2〜4月にスギ花粉、4〜5月はヒノキ花粉が飛散します。お出かけしたくなる陽気な春なのに花粉がたくさん飛び舞っているのです。でもこれ以上、花粉症に悩みたくないですよね。
そこで注目されているのが「避粉地」です。避粉地とは、花粉を避けることのできる場所を意味します。
スギやヒノキの花粉によってくしゃみや鼻水などの症状が発生しますが、これらの木が生えていないところへ行くと、花粉が飛んでいないため快適に過ごすことができるのです。
まるで楽園のような場所ですよね。では花粉を避けられる避粉地はどんな場所があるのでしょうか?
沖縄県は花粉症と無縁!?
まず紹介するのは暖かい気候が特徴的な沖縄県から。
環境省は花粉観測システム(通称:はなこさん)にて沖縄県を除く全国の花粉の飛散状況をリアルタイムで提供しています。でも、なぜ沖縄以外なのか?
なぜなら沖縄県にはスギの木がほとんど存在しないからなのです。
亜熱帯に属する沖縄県は本土と植生が大きく異なるため花粉症の方にはぴったりの旅行先といえるでしょう。旅行会社も「スギ花粉疎開ツアー」などと銘打って企画するなど、避粉地としても有名です。
特に宮古島は3〜4月の気温が20度を超え、暖かくて過ごしやすい気候が特徴的。真っ白な砂浜に透明度抜群の海に癒されること間違いなしですね。
その他にも宮古島にはマンゴーや泡盛、宮古焼きといった特産品も多くあり観光地としても人気の高いエリアなのです。
沖縄県で花粉を忘れてゆっくり楽しみたいですね。でも実は東京都にも避粉地が存在します!
いったい東京のどこに行けば花粉とおさらばできるのでしょうか?