もうムリ、花粉。マスクとおさらばできる人気「避粉の旅」エリア
東京都の離島は花粉と無縁だった!?
東京都が発表した「都内におけるスギ花粉症有病率」は48.8%と推定されており、約2人に1人が花粉症に悩まされているということになります。実際に都内の電車に乗っていると多くの方がマスクをつけていますよね。
でも花粉症患者の多い東京都にも実は避粉地があったのです!それが伊豆諸島の「八丈島」です。
八丈島はヤシの木や鮮やかな花々が広がり、「東京から一番近い南国」と呼ばれています。花粉症の原因となる植物が生息しておらず、周囲を海に囲まれていることから本州から花粉が飛んでくる心配がありません。
八丈島の限りなく澄んだ海は「八丈ブルー」と呼ばれており、毎年多くのダイバーが訪れています。幻想的な海ではウミガメに大接近することもできるとか!
また八丈島には7カ所もの温泉があるので大自然に囲まれながら湯めぐりを堪能することができます。なかでも秘境温泉といわれる「裏見ヶ滝温泉」は、水着着用の混浴風呂で無料で利用可能です。
美しい景色は花粉だけではなく、都会の喧騒までも忘れさせてくれるでしょう。
片道約11時間の東海汽船の定期便が1日1往復就航している他、飛行機の定期便は1日3往復就航しています。
羽田から飛行機の所要時間は片道約55分なので、気軽にアクセスしやすいのではないでしょうか。関東地方の人にぜひおすすめしたい避粉地です。
小笠原諸島も避粉地のひとつ!
東京都の避粉地は八丈島だけではありません。「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、貴重な動植物が生息する小笠原諸島もそのひとつです。
小笠原諸島にもスギやヒノキが植林されておらず、八丈島同様に本土などからの花粉が到達する心配がないのだとか。
小笠原諸島には大小様々な30もの島があり、年間を通して暖かい亜熱帯の気候に属しています。貴重な自然は世界自然遺産に登録され、なかでも南島はウミガメの産卵地として知られています。
また、島では第二次世界大戦中の戦跡を巡るツアーが開催されたり、海では運が良ければイルカやマッコウクジラを見ることができます。
気になるアクセスですが、小笠原諸島には空港がないため船での移動になります。
東京から6日に1便運航している船で片道およそ24時間という長旅ですが、美しい星空の夜景を鑑賞したり、ダイナミックな船旅を体験できます。
また一度小笠原諸島に行くと数日は滞在することになるので、少なくともその期間は花粉と無縁の生活を送ることになるでしょう。
帰りは島民の方々が暖かく見送ってくれますよ。
さて次に紹介するのは、長崎県で話題の避粉スポットです!