街を歩けば地元の人に愛される中華料理店、匂いに誘われるインドカレーにエスニックなタイ料理など、さまざまな国の料理を目にしますね。
どの国の料理も美味しそうで、グルメ好きとしては日本国内で各国のグルメを食べられることを心から感謝!と思いますが、実はそのなかには、「外国のグルメ」っぽいのに、日本が発祥だったという意外な料理も多くあります。
そこで今回は、ランキングサイト「ランキングー!」が発表した「日本発祥と聞いて驚く食べ物ランキング」から、TOP10をご紹介します。
第10位 エビフライ
洋食の定番でもあり、ちょっと豪華な気分を味わえる「エビフライ」が第10位にランクインしました。
その発祥については諸説ありますが、ポークカツレツを日本で初めて提供したレストランとして知られる銀座の洋食店「煉瓦亭」で、1900年ごろに考案されたといわれています。
なんとなく「フライは欧米のもの」というイメージがあるからか、その発祥には驚きの声も多くありました。
ちなみにエビフライがご当地グルメとして根付いている名古屋ですが、もともと超有名店があったり水揚げ量が全国1位だったから…というわけではありません。
その理由を辿ってみると、人気TV番組の司会者が「名古屋弁で(エビフライのことを)エビフリャーという」と方言をいじったことを受け、名古屋の飲食店がそのネタに乗っかってエビフライを名物として押し出したんだとか。
第9位 中華丼
ご飯の上にトロ〜っとした八宝菜をかけた、中華料理店でも人気のメニューである「中華丼」は、日本の中華料理店のまかない飯が発祥とされています。
中国にも似たようなあんかけご飯は多数あるそうですが、中華丼という料理は存在しません。
「具材に中華材料を使っているのに」という思わず頷きたくなるようなコメントも解答に寄せられています。
第8位 冷やし中華
夏になるとついつい食べたくなる「冷やし中華」が第8位にランクインしました。
こちらも発祥とされるお店が複数ありますが、宮城県仙台市にある料理店「龍亭」が、夏に食べられる冷たい麺料理はないかと考案したともいわれています。
ツルッとした麺の喉越しを、ひんやりと楽しめる夏の風物詩の冷やし中華に対しては、「生まれてよかったメニュー」とのコメントもありました。
「冷やし中華はじめました」の心そそる一文を読むと、夏の風物詩どころか夏の訪れを告げる季語なんじゃないかとも思えますね。
第7位 ジンギスカン鍋
マトンやラムなどの羊肉を山型の鍋で食べる「ジンギスカン鍋」は、美食の街・北海道を代表するご当地グルメですね。
発祥やその名前の由来については多数の説がありますが、日本人が満州に進出した際に現地で羊の肉が食べられていることを知り、その料理を日本人向けにアレンジしたものが国内で広まり、後にジンギスカン鍋が生まれたといわれています。
羊といえば、遊牧民が放牧している姿をイメージするのか、「モンゴルあたりが発祥かと思っていた」という声もありました。