ドリア、アイスコーヒ…「日本発祥」と聞いて驚く食べ物ランキング
第6位 トルコライス
国名そのまま、トルコの料理にも思える「トルコライス」は、一つのお皿の上にピラフやスパゲティ、ポークカツなどが盛られたボリューム満点の料理で、長崎県を中心に愛されるご当地グルメです。
実はこの料理の発祥や名前の由来はかなり謎が多く、いまだにハッキリしていないとのこと。
トルコという名前がついていますが、トルコには同名の料理は存在しません。そもそもトルコは、イスラム教徒が99%ともいわれる国です。豚肉を禁止しているため、ポークカツが乗ったトルコライスがトルコ料理発祥とは考えにくいのではないでしょうか。
ピラフ・スパゲティ・ポークカツの3種類をトリコロールカラーになぞらえて「トリコロール・ライス」といわれていたのが「トルコ」に訛ったというトリコロール説のほかに、日本の歴史や文化が絡むさまざまな説があります。
第5位 ドリア
お米大好きな日本人にとって、熱々こってりなグラタンとご飯を一緒に楽しめる素晴らしいメニューである「ドリア」も、日本で生まれた料理です。
その発祥を辿ると、1927年に開業した横浜の老舗迎賓館「ホテルニューグランド」で初代総料理長を務めた、スイス人のサリー・ワイルによって作られたそう。
一見するとグラタンそっくりな見た目なうえ、フレンチやスペインなどではお米を使った料理もあることから「ドリアは完全に海外から入ったと思っていた」といったコメントがありました。
第4位 天津飯
中国に天津という地名があることから、迷わず中国の料理と思われがちな「天津飯」が第4位にランクインしました。
ラーメンを初めて日本に持ち込んだ料理店「来々軒」が、客から早く食べられるものをという要望に応じて作られた料理であるといわれたり、さらには大阪の「大正軒」が中国天津市の人たちの食習慣であった「蓋飯」から発想を得た…という説もあります。
地名はそのまま外国だけれども、発祥は日本というパターンですね。