日本語って美しい。全国の「字面がカッコイイ」一級河川ランキング

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第3位 四万十川(しまんとがわ)/高知県

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第3位には高知県の「四万十川」がランクインしました。四万十川は、高知県の西部を流れる渡川水系の本川で、全長196kmの四国内で最長の川です。

本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」、また柿田川・長良川とともに「日本三大清流の1つ」と呼ばれています。

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「土佐の小京都」として知られる四万十市を流れており、四万石の木を十回流すことができる川という意味で四万十川と呼ばれるようになったという説があるそうです。

第2位 天竜川(てんりゅうがわ)/長野県・愛知県・静岡県

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第2位にランクインしたのは長野県・愛知県・静岡県を流れる「天竜川」です。古くは「暴れ川」「暴れ天竜」とも呼ばれたそうで、まさに、あの伝説のプロレスラーが思い浮かぶカッコイイネーミングですね。

流路延長は日本全国9位の213km、流域面積は日本全国12位の5,090平方キロメートルとかなり大きな川です。

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諏訪湖の唯一の出口である長野県岡谷市の釜口水門を源流とし、静岡県の浜松市の天竜川周辺には、遠州天竜舟下り、天竜浜名湖鉄道、船明ダム、青谷不動の滝といった数多くの観光スポットがあります。

第1位 九頭竜川(くずりゅうがわ)/福井県

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さて、いよいよ第1位です。1位には福井県を流れる「九頭竜川」が選ばれました。九頭竜川の流域面積は2,930平方キロメートルもあり、福井県の面積の約70%にあたります。このため、県のシンボルの1つとされています。

九頭竜川の名の由来には、いろいろな説がありますが、国土交通省近畿地方整備局の福井河川国道事務所によると、その1つに寛平元年(889年)6月、平泉寺の白山権現が民衆の前に現れ、その尊像を川に浮かばせたところ、一身九頭の竜が現れ、尊像を捧げいただき流れに下って黒竜大名神社の対岸に着いたことによるそうです。

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これほどの大きな川であるため、九頭竜ダムをはじめ、数多くのダムや、かつては河口に『九頭竜の三角波』といわれる特有の波が発生する全国屈指の高難度の競走水面として名高く、選手も恐れる競艇場がありました。

字面を見るだけで、行きたくなるほどカッコイイ名前の川ばかりでした。それぞれの名前の由来もまた、歴史を感じさせるものばかりでした。一度は訪れたいですね。

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