明治のロマンを無料で体験。レトロ楽しい小平「ガスミュージアム」

ドイツのガス灯(中央)並びに、横浜のガス灯(左)と、ガス灯館

変わり種から懐かしいものまでそろう「くらし館」

さまざまなガス用品が展示されています。コレ本当に使ったの?というようなものも

くらし館は主に生活を支えたガス器具の移り変わりを見ることができる施設であり、子ども向けには、パズルや塗り絵も用意されています。

ガスコンロ。左手前から奥、右手前の準で古いものから新しいものとなるように展示されています
磁器製のコンロ(七輪)
グリル付きガステーブル

ガスコンロひとつでも時代背景により変化し、鉄製だったものが、戦時中に鉄が不足してことから磁器製に変わったということを学べました。

嗜好性の強い蟹型のガスストーブ

また嗜好性の強い意匠のガスストーブや、時代ごとの生活スタイルを見てとれる模型などの展示もあります。

ガスオルガン。ガラス筒をガスが抜ける際の共鳴音により音を出すそうです

2階部分には石炭から石油、LNGへと原料が変化してきたガス製造工程の移り変わりを学べる資料や模型のほか、初めて見た“ガスオルガン”なるものの展示もありました。ガスオルガンは触れることはできませんが、スピーカーから映像と共に音を聞くことはできます。

ガスコークガイド車。石炭からガスを生成していた時代に、ガス発生後のコークスを運び出していた車両です。

こうした日本のガス利用についての過去から現代までの変遷を知ることができるガスミュージアムでは、季節によりワークショップなども開催しているとのこと。

建物の雰囲気もあり、明治のロマンを感じる時間を過ごすことができる同施設は、駐車場が完備されているほか、公共交通機関でも“ガスミュージアム入口”というバス停があることより、立ち寄りやすい施設です。大人だけのグループでも、子どもづれでも楽しめるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

  • GAS MUSEUM がす資料館
  • 東京都小平市大沼町4-31-25
  • 042-342-1715
  • 無料
  • 休館日:月曜日/年末年始(月曜日が祝日、振替休日の場合は翌日)
  • 10:00〜17:00
  • https://www.gasmuseum.jp/
  • 駐車場:30台(無料)

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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