日本には、お正月や節分のように、古くから伝わる「しきたり」や「慣習」があります。それは海外でも同じで、文化や風習はその国によって実にさまざまです。
例えば、海外旅行で外国を訪れた際、見知らぬ異文化に驚いた経験はありませんか?でも、それは日本を訪れる外国人も同じなのです。
わたしたち日本人にとっては当たり前のことだと思っていても、外国人から見るととても不思議な光景に映ることも珍しくありません。
そこで今回は、外国人が驚いた日本ならではの文化や慣習についてご紹介していきます。同じ行事でも日本独自の文化に驚くこともあるみたいですよ。
なぜ、盛大に「お正月」をお祝いするの?
その年の始まりを意味する、新年最初の行事「お正月」。日本では1月1日から3日までを「三が日」、1月7日までを「松の内」といい、その期間がお正月とされています。
お正月といえば、門松などを飾り付け、大みそかの年越しそばから始まり、除夜の鐘、初詣、餅つき、初日の出、おせち料理、お年玉などイベントが盛りだくさん。
しかし、アメリカ出身のマイクさん(仮名)によると、「アメリカなどでは日本のように盛大に新年を祝うことはない」のだとか。
アメリカでは日本と同じように毎年1月1日にカウントダウンを行い、新年を祝います。しかし、日本のように「盛大」に新年を祝うことはしません。なぜなら、お正月よりもクリスマスの方が重要視されているからです。
クリスマスシーズンには学校や会社が休みになり、そのまま新年を迎えます。日本のように「三が日」が休みではなく、会社によっては1月2日から通常勤務が始まるところも多いのだとか。