これからの梅雨の季節に見頃を迎える紫陽花(あじさい)。ピンク、紫、水色…と、色とりどりの花を咲かせる紫陽花は、晴れた日はもちろん、雨の日も絵になる光景を見せてくれます。
有名どころから穴場まで、今回は京都府内の紫陽花の名所をご紹介します!
谷あいを埋め尽くす「紫陽花の海」︎
舞鶴市・舞鶴自然文化園
見頃:6月中旬〜7月上旬
舞鶴湾を眼下に望む大浦半島の豊かな自然に恵まれた舞鶴自然文化園。四季折々の景色が堪能できるほか、芝生広場ではお弁当を広げて楽しむこともできます。
アジサイ園には約100種10万本の紫陽花が植えられており、見頃がピークを迎える時期は青や白の紫陽花が2ヘクタールの谷あい一面を埋め尽くし、その光景は圧巻で「紫陽花の海」と呼ばれています。
アジサイ園の上には鑑賞デッキがあり、そこから「紫陽花の海」を一望することができます。またアジサイ園の下には八ツ橋が整備され、いろいろな品種の紫陽花を間近に見ることができます。シーズン中は様々な紫陽花のイベントも開催予定。
・6/12~6/30 多彩な品種のアジサイの販売(売り切れ次第終了)
・6/12~7/11 日本や世界のアジサイ約250種を展示
・7/6、7/7 アジサイ挿し木体験(参加費100円 先着30名様)
- 舞鶴自然文化園
- 京都府舞鶴市字多祢寺24-12
- 0773-68-1187(公益財団法人 舞鶴市花と緑の公社)※アジサイまつり期間中は0773-68-0221
- 大人500円/小人250円
- 9:00~17:00(最終入園時間は16:30)
- 公式サイト
関西最古の「あじさい寺」は、極楽浄土のような美しさ
福知山市・丹州観音寺
見頃:6月中旬〜7月上旬
ハンブルグ、アナベル、カシワバアジサイ、ヤマアジサイなど約100種、1万株の紫陽花が咲き乱れ「あじさい寺」の別名を持つお寺・丹州観音寺。観音様の霊力で眼病が治ったお礼にと、七変化する花・紫陽花を数本植樹されたのが「あじさい寺」のはじまりとか。
その後、秘仏のご本尊十一面千手千眼観世音菩薩の33年ぶりのご開帳を記念し、ご本尊様に沢山の紫陽花を観て喜んでもらおうと、多種植樹されたのが「あじさい寺」と呼ばれるようになった所以(ゆえん)だそう。
境内のいたるところで美しい紫陽花が見られますが、観音寺の駐車場の斜面や、畑を手前に仁王門を撮るとSNS映えする写真が撮れますよ。また、位牌堂のガラス戸には紫陽花の花が写りこみ、美しい紫陽花が2倍に!!
毎年6月の第4日曜日には「あじさいまつり」が開催され、アトラクションや住職の心安らぐ法話など、さまざまなイベントが実施されます(2019年は6月23日〈日〉に開催)。
- 丹州観音寺
- 京都府福知山市観音寺1067
- 0773-27-1618
- 一般350円/中高生200円/小学生以下無料
- 9:00〜17:00
- 公式サイト
紫陽花︎×風鈴の音色に癒されて
綾部市・東光院
見頃:6月上旬〜7月上旬
桃の節句に合わせて、巨大雛壇や500体もの雛人形が展示される「ひな祭り」が近年話題の東光院。これからのシーズンは、敷地内のおよそ2500株の紫陽花が色とりどりの花を咲かせます。
赤い毛氈が敷かれた納涼床からの眺めは格別。見頃の時期には、納涼床にてお茶席(有料)も楽しめます(6月8日〜7月6日 10時〜15時)。
また、紫陽花の開花シーズンに合わせて、「綾部あじさい風鈴祭り」も開催(6月8日〜9月4日 8時30分〜16時30分)。700個以上もの涼やかな風鈴の音色を聞きながら、美しい紫陽花を眺められるなんて、なんとも風流ですよね♪ 風鈴の絵付けや、プチ写経なども体験できます(有料)。
- 東光院
- 京都府綾部市上延町堂ノ奥7
- 0773-42-2432
- 無料(風鈴会場300円)
- 自由(風鈴会場8:30〜16:30)
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