山間の山の上にあり、霧がかかればまるで空に浮かんでいるように見える「天空の城」。その美しいロケーションは、まるで映画『天空の城ラピュタ』のようで、世界中の多くの方を惹きつけています。
そこで今回は、世界にある「ラピュタの舞台になったのかも?」と言われている、ノスタルジックで幻想的な景色をご紹介します。
越前大野城/日本
福井県大野市にある「越前大野城」。大野市は福井県の北部に位置し、永平寺や恐竜博物館などの観光名所もあります。
雲海に没した山城の姿を眺めらえるチャンスは、残念ながら年間でも十数回しかありません。毎シーズン(秋冬)の最初に出た「天空の城」は、地元でニュースになるくらい希少な光景なのです。
- ・スポット詳細記事
- >>>福井にもあるぞ、天空の城。秋冬が見ごろ「越前大野城」の絶景撮影ポイント(掲載日2019/11/21)
安平樹屋(Anping Tree House)/台湾
「安平樹屋」は台湾・台南市の安平地区にある古い倉庫跡です。巨大のガジュマルに覆われた外観が幻想的で、倉庫内部に入ることも可能となっています。
周辺を含めて観光施設となっており、入場料は50元。施設内にはカフェもあります。
ベン・メリア遺跡/カンボジア
「ベン・メリア遺跡」は、アンコール・ワットの東に約40kmの杜の中にある寺院で、「アンコール・ワット遺跡群」のひとつになっています。
現在、把握されているのは周囲4.2kmで、建物の多くは木の根元にとりこまれるようになっているのが特徴。
アンコール・ワットに類似した様式を備えていますが、実はもっと古い時代に建てられたものとされています。全体の規模では、それをしのぐのではないかとも言われているのだとか。
うっそうとして森のなかに、崩壊した仏塔や建物、回廊、階段などが取り残されています。
しかし保護が遅くなったこともあり、崩壊が進んでいるのも現状ですが、木々にさえぎられて光も届きにくくなっていることも、廃墟感を増しているのかもしれませんね。
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