海外で愛されるニッポンの一流芸術。世界各国の美しすぎる「日本庭園」12選

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ポートランド日本庭園/アメリカ

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オレゴン州のポートランドにある日本庭園は、東京農業大学教授の戸野琢磨氏が1963年に設計し、1967年に開園しました。

約2万2,000m平方メートルの園内には池泉回遊式庭園、茶庭、自然庭、石庭、平庭の5つの庭園様式があり、アメリカにある日本庭園のなかで最も美しいといわれています。

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2017年には建築家の隅健吾氏がデザインしたカルチャー施設「カルチュラル・ビレッジ」や「うまみカフェ」がオープンし、アメリカにおける日本文化発信地の地位をより高めました。

日加友好日本庭園/カナダ

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アルバータ州のレスブリッジ、ヘンダーソン湖の湖畔にあります。築庭はカナダ建国100周年記念事業の一環として行われ、1967年に完成しました。

面積は約1万6,000平方メートル。池泉廻遊式の形式で、和風のパビリオンを中心にして、枯山水、池と中島(亀島)、滝、流れ、築山平庭の日本庭園を園路でつないでいます

カウラ日本庭園・文化センター/オーストラリア

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カウラはオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州にある街です。こちらの日本庭園は1979年につくられました。

本格的な回遊式庭園で、園内には江戸様式の建物や茶室が建っています。第二次世界大戦中、カウラでは日本兵の大量脱走事件が起こり、多くの日本兵が亡くなりました。

カウラの日本庭園は、彼らへの追悼の意を示すことと、平和と日豪友好を願ってつくられたものです。

ブエノスアイレス/アルゼンチン

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首都ブエノスアイレスにあるパレルモ公園の中にあり、1967年に開園しました。現地のかたや観光客に人気があり、2016年には入場者数600万人以上を記録。鯉が泳ぐ池には赤い太鼓橋が架けられ、橋の近くには石灯籠も。

松の木やサクラ、ツツジなども植えられています。変わりダネは鐘とおみくじで、鐘は撞いてもOK。おみくじはスペイン語で楽しむことができます。園内にはレストランもあり、カリフォルニア巻きが人気メニューなのだとか。

クリチバ/ブラジル

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ブラジル南部の都市クリチバにある日本庭園では、サクラが植えられ、仏像が置かれ、鯉が泳ぐ池があるなど、まるで日本にいるかのような気分を味わえます。

実は、クリチバは日系人が多いことで有名な街。公園の中心には、金閣寺か銀閣寺がモデルのような建物が建てられており、周りは高層ビルが立ち並ぶといった、異世界のような景色が特徴的です。

今回は、世界にあるさまざまな日本庭園をご紹介してきました。なかにはまるで日本にいるような気分を味わえる、絶景の庭園も少なくありませんでしたね。

海外の日本庭園を訪れた際は、日本とは違う魅力を見つけてみてはいかがでしょうか。

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