毎年夏休みシーズンになると、子ども向けや家族向けのイベントが各地で多く開催されます。なかでも近年見かけることが増えたのが、“恐竜”に関するイベント。
2018年夏には、あのジュラシックパークシリーズの最新作『ジュラシックワールド炎の王国』が公開されたりと、恐竜熱は今後も熱くなりそうな予感がします。
日本国内で「恐竜」といえば、福井県立恐竜博物館がある福井県を思い浮かべがちですが、恐竜関連の施設はさまざまなところに点在しています。
そしてその多くは、規模に関わらず深い関心を抱かせる資料や展示形式、あるいは体験学習などを催しているのです。
そこで今回訪れたのが、群馬県多野群神流町にある、学べて楽しめる「神流町恐竜センター」です。
見て触れて楽しめる、意外な恐竜の穴場「神流町恐竜センター」
群馬県の神流町は山間の小さな町ですが、1985年に日本で最初に恐竜の足跡が発見されたことで、“恐竜の町”として有名になりました(旧中里村)。
実際、神流町からは多くの恐竜化石が発掘されているそう。2016年には同センターで行っている発掘体験で、小学生と園児の兄弟が恐竜の歯の化石を発見したことが話題になったほど、身近なところに恐竜が眠っているのです(発掘体験は、現在休止中です)。
神流町恐竜センターの展示物は、本物の恐竜化石を間近で見たり触ったりすることができるとともに、甲殻類や魚類、恐竜など多くの化石やレプリカの骨格標本が、資料とあわせて展示されています。
子どもはもちろん、大人にも勉強になる充実の内容ですね。なかでも圧巻なのが、別館2階の展示スペースにある「タルボサウルス・バタール」の全身骨格標本(8.5m)。
さらに本館と別館の間の野外スペースに展示されている「ティラノサウルス」の産状骨格標本(12m)も必見です。
このほかにも多くの骨格標本や、全長22mといわれる「アパトサウルス」の足部分の巨大な化石なども見ることができますよ。
見どころいっぱいのセンターには、面白いネーミンググルメがある?
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