涼しく泳ぐ、夏の美しい金魚。風情を食べて愛でる富山の名店冷菓

image by Masayoshi Sakamoto(坂本正敬)

賞味期限は要冷蔵で3日。冷凍発送によるインターネット注文もあり

image by:坂本正敬

味わいは見た目から連想できる通り、つるんとした舌触りがあって、イチゴの甘露煮がほどよい甘みを口の中に広げてくれます。しかし、口のなかに残るような甘さではないため、夏の盛りに食べても後味がすっきりとしていて、何匹でも食べられてしまうのです。見た目がかわいくて、なんだか食べられない人も居るかもしれませんが…。


発売の時期は城端で行われるふたつの祭りの時期と、多少前後するものの重なります。屋形式人形山がまち中で引き回される「城端曳山(ひきやま)祭」から、紋付きはかまに白いたすき、刀を腰に差した男衆が、善徳寺の境内やまちなかで菅笠を小道具に舞い踊る「城端むぎや祭」くらいまで。

具体的には5月の頭から9月の半ばですね。まさに暑い時期に、季節限定で売り出してくれています。

金魚は1匹160円(税抜)、1匹から購入可能で、お土産としても買って帰ることが可能です。要冷蔵の食べ物ですので、お土産として持ち帰りたい場合は、自宅や送り届けたい相手に直接送付した方が良さそうですね。

ちなみに賞味期限は製造から要冷蔵で3日間、冷凍保存で14日間となっています。販売個数が特に決まっているわけではないため、人の出が多い日は午前中に売り切れてしまう場合もあるそう。

「どうしても夏に北陸旅行に訪れる機会が持てない、でも食べたい」という方は、インターネット注文も受け付けてくれます。冷凍で発送してくれますので、取り寄せて食べてみてくださいね。

  • 菓子蔵処 田村萬盛堂
  • 富山県南砺市城端175
  • 0763-62-0124
  • 定休日:毎週水曜
  • 8:30〜18:00
  • 公式サイト
  • image by:坂本正敬
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
いま読まれてます

Page: 1 2

TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。