二郎系ラーメンが食べられる?赤羽で話題の「スナック雪子」に行ってきた


ついに、二郎系ラーメンとご対面!

そして、雪子ママと並んでこのお店の名を知らしめているのが、マスター太郎さんの作るラーメン。

ドドーン!!と登場

豚太郎スペシャルラーメン

料理がボリューミーだったので、控えめに“小”をおねがいしました。

ラーメンでありながら、麺が一切見えない“逆さ富士”。

チャーシューや、提供直前に焼き上げられた熱々の豚バラ・野菜・たまごなど具材がたっぷり!山頂にはニンニクおろしの雪山が伺える。

まさに二郎系と呼ぶにふさわしいフォルム!!

チャーシューの下には、もやし、ニラなどの野菜がてんこ盛り

具材の下から掘り出すと、極太麺が顔を出します。

コシがあり、小麦の風味をダイレクトに感じる麺はなんと自家製!

この道40年のマスター太郎さんが作る渾身の一杯。

以前は、このラーメンを食べたいという人が行列を作っていた名物メニューです。(現在はスナック利用の方に提供しているメニューです。)

二郎系と呼ばれていますが、ガツンとくるパンチは控えめで、意外にあっさり食べれた印象。

コース注文の人は、800円で食べれるので、ぜひ試してみてね。

にしても、スナックとは思えないコースの安さといい、このド迫力ラーメンといい。

スナック&二郎系…とブームを取り入れて、他店との差別化を図るその手腕。さすが11店舗を運営されていただけのことはある。

…とママにいろいろ聞いてみると意外な答えが返ってきた。

二郎系ラーメンを提供する理由が意外過ぎ…

石井

さっきも言いましたが、…料理の内容がちょっと多すぎじゃないですか?

ママ

こんなのまだ序の口。モリモリ食べそうな人にはもっと料理を出すこともあるし、風邪引いてる人には、おかゆやうどん作ったりもしますよ。

石井

にしても値段の割にサービスし過ぎなのでは??

ママ

私って“おせっかい”なのよね。なんとかしてあげたいってなっちゃうの!

お腹が空いたって言われたら、どんどん料理出したくなるし、コレが食べたいって言われたら作ってあげたくなっちゃうのよ。

石井

でも、男性は1,980円、女性1,680円で食べて・飲んで・歌い放題ってやっぱヤリ過ぎなのでは???

ママ

料金1つにしてもそう。おせっかいなのよ。このくらいの値段ならお客さんもお店に来やすいんじゃないかと思ってね?

石井

そもそもなんですが、どうしてこのコンセプト(二郎系ラーメンを提供する)のお店にしたんですか?

ママ

どうしてって…?そんなの特に理由なんてないですよ。

石井

えっ?理由ないってなんですか?戦略的に経営されているんですよね?

ママ

いえいえ、違いますよ。そもそもこのラーメンを“二郎系”だって言ったのはお客さんのほうで。スナックでガッツリものといえば、焼きそばとかじゃないですか普通?

でも、お客さんが「ラーメン食べたいなぁ」って言って出したのがコレなんです。

…という、まさかの答え。話をまとめると…もともと、この道40年の太郎さんと雪子ママは旧知の仲。

ママがスナックをはじめて、お客さんの「ラーメン食べたい」って思いと、太郎さんの「自分のラーメンを食べてもらいたい」との思いを繋げた結果なのだとか。

戦略的にとか、そういうテクニック的なことではないようで、お客さんが求めるものを素直に提供しただけ、とのこと。

ママ

だから今では、ラーメンだけじゃなく、カレーとか…
▲ホテル風カレーライス

ママ

タピオカミルクティーまで出してるんだから(笑)
石井
…もはや何でもありのお店ですね(笑)

スナック雪子は常に「お客さん」ファーストの居心地の良い空間だった

石井

では、スナック雪子が他のスナックと違うところは?

ママ

やっぱり、相席にしちゃうところかな〜。それで知らないお客さん同士が仲良くなるのよ〜!!

石井

でもお客さんによっては、難しいこともあるのでは?

ママ

お客さん同士の間に立って、“結び付ける”のが私の仕事。例え1人で来たお客さんでも、店を出る時にはなぜか楽しんで帰っていってもらてるんですよ。

石井

ママがお店やってて良かったなぁって思う瞬間は?

ママ

やっぱりお客さん同士で一体感が生まれるときかなぁ。飲んで歌ってお客さんが「明日からもまた頑張るよ〜!」って言ってくれるとこっちも元気になるよね。

石井

じゃぁ……ママ的にはどんなお客さんに来て欲しいとかありますか?

ママ

私のモットーは、来るもの拒まず、去るもの追わず。地位とか年収とか、そんなの関係なく誰でも来て欲しい。

この価格(コース男性1,980円/女性1,680円)にしているのは、そういう意味も込めてのことなの。

その代わりへべれけとか泥酔いはお断りよ?だって、お店がどうこうってことより、その人の身体が心配だもの。

…とNG客についても、身体を気遣うママさん。

取材を通じてわかったことは、あくまでママの目は「お客さん」にしか向いていないということ。

とにもかくにも、居心地よく気分よくお店を利用できるのは、常にお客さんファーストで雪子ママが動いてくれるから。

団体の人もお一人さまもママに心を開けば大丈夫!その場を仕切り・盛り上げ・ときには放っておいてくれることもあるでしょう。

雪子ママ・太郎さん・お客さんという“必然の出会い”がなければ誕生しなかった二郎系ラーメンも味わいにぜひ、遊びに行ってみてね〜☆

  • スナック雪子
  • 東京都北区赤羽2-20-5
  • 03-5249-2511
  • 定休日:月曜日
  • 火~金 14:00~翌7:00/土・日・祝 12:00~翌7:00
  • 食べログ
  • source:nomooo
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