秘密基地や隠れ家という言葉は、アウトドア派のみならずインドア派のかたの心も掴むキーワードであり、子どものころから継続する“憧れ”でもありますね。今回、そんな憧れを気軽に現実のものにしてくれるカフェが埼玉県所沢市に発見しました。
一体、どんなところなのか?何があるのか?そんな疑問と期待を抱きながら、実際に足を運んでみました。
日本最大級!?のツリーハウス「nicorico」
訪れた場所は、ツリーハウスカフェ「nicorico」(以下、ニコリコ)。“ツリーハウス”というのは、ログハウスやガレージハウス以上に、日本ではなかなか目にすることが少ない憧れハウスではないでしょうか。
そしてニコリコのツリーハウスは日本最大級ともいわれており、高さは5mにもなるのだとか。5mというと一般的な2階建て家屋の2階フロアよりも1.5mから2m位ぐらい高いことになりますね。
木登りだと思うと、かなりの高さになりますね。少し不安になるかもしれませんが、ご安心下さい。ニコリコのツリーハウスは広い敷地を活かし、スロープと緩やかな階段で上ることができるのです。このため、ハシゴで手を使わなくとも、足でしっかりハウスまで到達することが可能です。
ツリーハウスは屋内9席(4人掛けのテーブル席2+カウンター席1)と、テラス席が8席(4人掛けテーブル1、2人掛けテーブル2)となっています。席数は増減可能で、ちょっとしたカフェよりも収容人数が多いようにも感じられますね。
ところで、大人17人となると、ひとり約60kgとしてもその重量は1t(1,000kg)以上にもなります。耐荷重的に心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、この点もご安心を。
ニコリコのツリーハウスは木を貫通させるタイプのツリーハウスで基礎を持ち、木に荷重を負荷させないという、木にも優しく、安全性の高いツリーハウスなんだとか。
一般的な木に躯体(ハウス)を載せるタイプのツリーハウスは基礎を持たないため、建築基準を満たさず、建物としても認められないのだとか。その点、ニコリコはリフォームなどを行う(株)ヤナ・コーポレーションが運営している、いわば見本的な建物のため、建築基準を満たす安全性が確保されているそう。
ちなみにその安全性は、埼玉県公園事務所から久喜菖蒲公園内にもツリーハウスを建設してほしいと依頼されるほどなのだとか。建築物としてみても、ツリーハウスは興味深いものですね。
なお、久喜菖蒲公園内のツリーハウスは、公園に遊びに来た方なら利用可能だそうですよ。